【関西各駅探訪第593回】京阪本線森小路駅

森小路

【普通しか停まらないが、A線にもホームがある】

京阪本線森小路駅は大阪市旭区にある。天満橋〜寝屋川信号所間の複々線区間にあり、普通のみしか停まらないが、急行線であるA線にもホームが設置されている。急行線側は柵があり乗降はできないが、当初はA線を走る優等列車を停車させ、緩急接続する予定だった。森小路駅は1931年10月14日に京阪本線蒲生〜守口間の専用軌道化とともに新森小路として開設された。1933年12月29日に複々線化が完成した。1942年4月1日に森小路駅に改称。1944年2月5日から区間急行の停車駅となった。戦争悪化により区間急行の運転がなくなり、戦後1960年3月28日ダイヤ改正で復活した時には森小路は通過となった。

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駅構内はホーム2面4線で、急行線であるA線にもホームが面しているが、柵が設けられ、停車できない構造になっている。複々線区間では守口市、萱島以外の普通や区間急行しか停まらない駅は緩行線であるB線にのみ対向式ホームが設けられているので、森小路駅の構造は特異と言える。

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ホーム有効長は18m級車両8両分あり、ホームから改札へはエレベーターが設置されている。

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改札は2ヶ所あり、西改札と東改札がある。西改札は有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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東改札も無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口も2ヶ所で、西口は駅前にスーパーナショナルなどがある。駅前の道路は狭く、バスの乗り入れなどはない。

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東口も駅周辺の道路は狭く、住宅と商業店舗がひしめいている。東口の近くには新森商店街があり、少し離れたところに新森中央公園がある。

森小路駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,100人で、うち定期利用者は2,642人となっている。定期比率は51.8%で、定期利用者は半分強といったところで、それほど多くない。10年前の2006年度と比較すると全体で25.8%減、定期利用者は30.2%減、定期外利用者は20.5%減と定期利用者、定期外利用者ともに大幅に減少している。

  

鉄道コム

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