【関西各駅探訪第540回】阪急京都本線・嵐山線桂駅

【京都線の嵐山への玄関口は洛西ニュータウンの玄関口でもある】
阪急京都本線桂駅は京都市西京区にある。特急や通勤特急、さらには土休日運転の快速特急も含めて全ての列車が停車する。嵐山線を分岐しており、京都嵐山嵯峨野観光の玄関口の一つとなっている。駅は車庫も併設しており、朝夜には入出庫のため、当駅を始発終着とする電車も多い。
桂駅は1928年11月1日に新京阪鉄道の駅として開業した。同年11月9日には嵐山線が開業して乗り換え駅となった。1930年9月15日に京阪電気鉄道の新京阪線の駅となり、1943年10月1日に京阪神急行との合併により、同社の駅となった。戦後、京阪本線などが、京阪神急行から独立していったが、新京阪線は京阪神急行の路線として残り、1949年12月1日には新京阪線から京都本線へと路線名が変更された。1983年から1984年に駅構内配線が見直され、1985年には橋上駅舎が完成した。

駅構内はホーム3面6線で、駅舎は橋上にある。かつては4面7線で、京都本線の上下ホームの間に嵐山線ホームがあった。

桂車庫とつながるC号線と嵐山線電車が発着する1号線が同じホームとなっている。

京都本線ホームは2〜5号線で2面4線となっている。当駅始発電車はC号線からの発車となる。2〜5号線ホームの有効長は18m級車両10両分ある。

2001年3月24日ダイヤ改正以降、当駅にて特急とかつては急行、現在は準急が緩急接続している。

平日朝ラッシュ時には10両編成で運転される快速急行の解結作業が行われる。

桂駅は桂車庫を併設しており、入出庫のための引き上げ線が梅田方にある。

改札は1ヶ所で橋上駅舎内に有人改札がある。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

出口は2ヶ所で、東西にある。東口にはかつて6・7号線があったところに駅ビルが建てられている。

東口にはロータリーがあり、京都市バスや京阪京都交通のバス路線が発着している。

西口にはペデストリアンデッキが整備されており、大きなロータリーがある。

西口ロータリーからは京都市バス、京阪京都交通のバス路線が乗り入れている。

桂駅の2016年度1日あたりの乗車人員は27,530人で、うち定期利用者は14,175人となっている。定期比率は51.5%で、5割強が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で8.0%減、定期利用者は4.2%減、定期外利用者は11.7%減となっており、定期外利用者の減少が大きい。

  

鉄道コム

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