【関西各駅探訪第485回】南海高野線金剛駅

金剛

【2大ニュータウンをバックに一気に特急停車駅へ出世した駅】

南海高野線金剛駅は大阪府狭山市にある。かつては優等列車が停まらない駅だったが、付近のニュータウン開発などにより利用者が増えて、1992年11月10日ダイヤ改正から急行はもちろんのこと特急も停車するようになった。金剛駅は1937年4月19日に河内半田(現大阪狭山市)〜滝谷間に開業した後発の駅である。戦時統合で一旦近畿日本鉄道を経て、1947年6月1日に南海電気鉄道の駅となった。1969年12月27日には駅舎が橋上化され、ホーム2面4線に拡張された。1992年11月10日ダイヤ改正から特急と急行が停車するようになった。

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ホーム2面4線で、急行停車駅のためホーム有効長は21m級車両8両編成分ある。

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難波方に渡り線があり、当駅折り返し電車は下りホームから発車してここで転線する。ホーム上には特急券の自動券売機が設置されている。

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駅舎は橋上駅舎で、ホームから改札へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。

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改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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橋上駅舎内にはドラッグストアーやクリーニング店、ケーキ屋などの店舗がある。

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出口は東西2ヶ所ある。東口がメインで巨大なロータリーがあり、各方面へのバス路線が発着している。

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南海バスが金剛団地、金剛東団地方面への路線を運行している。

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西口は近年開発されたロータリーがあり、東口ほど規模は大きくないが、コミュニティバスや関西空港へのリムジンバスなども発着している。狭山ニュータウンや泉北ニュータウンへのバス路線が発着する。

金剛駅の2016年度1にちあたりの乗車人員は16,950人で、うち定期利用者が11,382人だった。定期比率は67.2%で近年の傾向からすると高めの数値である。10年前の2006年度と比較すると全体で9.5%減、定期利用者は6.1%減、定期外利用者は15.6%減で、全体的に減少傾向だが、定期外利用者の減少が大きい。

  

鉄道コム

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