京橋
【JR3路線に京阪、地下鉄が集まる大阪東のターミナル】
JR大阪環状線、学研都市線、東西線の京橋駅は、大阪市城東区にある。JR3路線に加えて京阪、地下鉄長堀鶴見緑地線も集まる大阪東のターミナル駅となっている。駅の所在地は大阪市城東区だが、駅の大半は都島区に属している。京阪や地下鉄長堀鶴見緑地線の京橋駅は都島区になる。大阪城公園駅付近にある森ノ宮電車区への入出庫は、当駅南側にある引き上げ線を通ることになるため、当駅を始発終着とする電車も多い。
京橋
京橋駅は1895年10月17日に大阪環状線の前身となる大阪鉄道玉造〜梅田(現大阪駅)の開通とともに開業した。1900年6月6日には関西鉄道の駅となり、1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日から城東線の駅となり、1912年4月21日に片町線京橋口乗降場が開設された。1913年11月15日には片町線京橋口乗降場を京橋駅に格上げし、城東線京橋駅と連絡駅となった。終戦間近の1945年8月14日には京橋駅空襲により、駅に爆弾が投下されて大勢の犠牲者が出た。戦後1955年1月25日には片町線複線化により、ホーム1面1線から1面2線に拡張された。1961年4月25日に城東線が大阪環状線となり、京橋駅も大阪環状線の駅となった。1970年には片町線下り片町行きホームが分離され、現在と同じ変形した2面2線の構造になった。1997年3月8日にはJR東西線が開業。学研都市線との直通により、大阪キタへのアクセス路線が一つ増え、大阪環状線の混雑緩和に一役買うことになった。2014年3月15日ダイヤ改正からは大阪環状線ホームで発車メロディーを導入した。2016年3月19日からは、学研都市線、東西線の1番線尼崎方面行きホームにホームドアを設置。2017年2月25日に学研都市線、東西線の2番線木津方面行きホームにもホームドアが設置された。今後大阪環状線ホームの3・4番線にもホームドアが設置される予定である。
京橋
学研都市線、東西線ホームが1・2番線で、1番線は対向式ホーム、2番線は歴史的な経緯から島式ホームになっている。
京橋
1番線ホームは学研都市線、東西線尼崎方面行きのホームで、ホームドアが設置されている。南改札に繋がっており、大阪ビジネスパーク方面に繋がる西改札にも繋がっている。
京橋
1番線ホーム上には、立ち食いそば店やコンビニなどの店舗が設置されている。
京橋
2番線は島式ホームで、ホームドアも設置されているが、1番線側は柵が設けられて使用できない。西改札とは尼崎方で繋がっているが、南改札は一旦1番線側に出なければアクセスできない。
京橋
学研都市線、東西線ホームは大阪環状線の南側森ノ宮、鶴橋方面側にある。北改札へは一旦大阪環状線ホームを通らなければならない。
京橋
尼崎方には引上げ線が1本あり、学研都市線京橋止まりの電車はここで折り返す。
京橋
東西線開業前にあった片町駅は東西線地下坑口付近にあった。
京橋
大阪環状線ホームは2面2線で、環状線ホームは築堤上にあるため、高架駅と同じ様相となっている。
京橋
南側でJR学研都市線、東西線と交差しており、北側では、高架の京阪本線が交差している。
京橋
大阪環状線ホームは南側で、JR学研都市線、東西線の1・2番線と連絡している。
京橋
南改札へは大阪環状線外回り4番線ホームから直接アクセスできるが、内回り3番線からは学研都市線、東西線の1番線を回る必要がある。
京橋
ホーム上には店舗があり、立ち食いそばやケーキ屋、パン屋、散髪屋、喫茶店など多種多様な店舗がある。
京橋
改札は3ヶ所あり、北改札がメインとなっている。北改札は大阪環状線ホームの北側にあり、ちょうど京阪本線と交差する手前あたりにある。
京橋
改札を出ると東側には京橋商店街があり、京橋はええとこだっせで有名なグランシャトーなどがある。
京橋
西側には京阪京橋駅があり、京阪本線の高架下が広場になっており、乗り換え客などで賑わう。大阪環状線改造プロジェクトで駅は改修中で、駅舎も大阪環状線各駅同様リニューアルされる。
京橋
西改札は学研都市線、東西線ホームと繋がっており、大阪環状線ホームからは一旦学研都市線、東西線ホームを通らなければならない。
京橋
西改札は大阪ビジネスパークと連絡橋で繋がっており、かつてのダイエー京橋店のイオン京橋店とも連絡橋で繋がっており、さらにもう1本連絡橋を渡ると京阪京橋駅西口に行くことができる。
京橋
南改札は学研都市線、東西線1番線ホームの南側にある。大阪環状線外回りホームにも繋がっている。
京橋
南口は近くに寝屋川が流れるため、駅前は狭い。小さなロータリーがあり、タクシーが乗り入れてくるが、バスの乗り入れはなく、近くのバス停まで歩かなければならない。
京橋駅の2016年度1日あたりの乗車人員は131,880人で、うち定期利用者は83,547人となっている。定期比率は61.8％で、平均的な数値になっている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.5%減、定期利用者は3.9%減、定期外利用者は5.4%減と微減傾向にある。
