【関西各駅探訪第395回】JR琵琶湖線・JR草津線草津駅

~新快速のほか特急も停車する琵琶湖線要の駅の一つ~

草津

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JR琵琶湖線草津駅は滋賀県草津市にある。新快速停車駅で、朝夜に運転される特急も停車するJR琵琶湖線中部の主要駅の一つである。当駅で西明石から続いた複々線が終了する。JR草津線を分岐しており、米原方では同線を分けるため、複々線が延長された形になっている。また、米原方には電留線もあり、折り返し運転にも対応している。

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1889年7月1日に官営の湖東鉄道の駅として開業した。同年12月15日には草津線の前身である関西鉄道が開業。1895年4月1日には東海道本線の駅となった。1907年10月1日には関西鉄道が国有化され、1909年10月12日には草津線と命名された。1956年11月19日には東海道本線の電化が完成した。1967年4月12日に橋上駅舎が完成。1970年3月9日に複々線が完成、5・6番線ホームが増設された。1971年4月26日から当駅発着の新快速の運転が開始された。1980年1月24日に草津線の電化が完成。1995年7月21日から関空特急はるか1往復が当駅まで延長運転されるようになり、特急停車駅となった。2003年6月1日ダイヤ改正から運転を開始した特急びわこエクスプレスが当駅に停車となった。

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ホーム3面6線で、JR琵琶湖線がホーム2面4線を使用し、1面2線をJR草津線が使用している。

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米原方には引き上げ線が2本ある。JR琵琶湖線には上下線ともに通過線が設けられている。

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草津線ホームのうち1番線は行き止まり式になっており、2番線は京都方でJR琵琶湖線に繋がっており、直通電車は2番線発着となる。また、京都からの草津線への直通電車は6番線から発着する。

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エレベータ専用の跨線橋があり、各ホーム間と橋上駅舎を結んでいる。

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改札は1ヵ所で、橋上駅舎内にある。有人改札でICカード対応の自動改札機が設置され、自動券売機、みどりの券売機、みどりの窓口もある。

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駅舎はリニューアルされて、改札前には駅ナカの店舗が並んでいる。

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出口は2ヶ所で、東口と西口がある。東口がメインで、駅前にはロータリーがあり、ペデストリアンデッキもある。

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東海道草津宿本陣を模した門がある草津駅東口ペデストリアンデッキ。草津は江戸時代から東海道と中山道が交わる交通の要衝だった。今でも旧東海道沿いを走る草津線と旧中山道沿いを走るJR琵琶湖線が合流する要衝となっている。

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ロータリーからは各方面へのバスやタクシーが発着している。東口からは近江鉄道バスや帝産湖南バスなどの路線バスの他に、夜行バスなど長距離バスも発着している。

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東口は商業施設が多いが、西口にはホテルなどが建ち並んでおり、街の様相は異なる。

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西口にもロータリーがあり、こちら側からもバス路線が発着している。

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朝夜には関空特急はるかや特急びわこエクスプレスが停車する。関空特急はるかは当駅始発列車が1本あり、夜間には特急びわこエクスプレス2号が当駅止まりで運転されている。

草津駅の2016年度1日あたりの乗車人員は28,854人で、うち定期利用者は20,196人となっている。定期比率は70.0%で、近年の傾向からすると定期比率は高い。10年前の2006年度と比較すると全体で3.7%増加しており、定期利用者は6.2%増加している。その反面定期外利用者は1.7%減少している。

  

鉄道コム

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