【なんば線は、前は西大阪線、その前は伝法線だった】
阪神なんば線伝法駅は大阪市此花区にある。各駅に停まる準急以下が停車する駅で、快速急行は全て通過する。電車はデータイムに区間準急と普通がそれぞれ毎時3本の運転で、毎時6本が停車する。平日朝ラッシュ時上り大阪難波方面行き8時台には普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り尼崎方面行き18時台には普通が6本運転されている。
伝法駅は1924年1月20日に阪神伝法線大物〜当駅間開通と同時に開業した。同年8月1日に当駅から千鳥橋まで延伸され途中駅となった。1964年5月20日に伝法線が西大阪線に改称された。2009年3月20日に西大阪線が阪神なんば線に改称された。阪神なんば線開業当初は一部の快速急行が停車していたが、2012年3月20日ダイヤ改正で快速急行は全て通過となった。
駅構内は地上ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。
尼崎方で新淀川を渡るため、ホームは築堤上にあり、改札は地上にある。現在新淀川橋梁の架け替え工事が進行中で、それに併せて当駅も高架化される予定になっている。
上下ホーム間は連絡の地下道で結ばれており、エレベータも設置されている。
改札は1ヶ所で下り尼崎方面行きホーム側の地上に設置されている。有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で駅南側に出られる。駅周辺の道路は非常に狭く、北側には小学校があり、南側は民家が建ち並んでいる。
伝法 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 4,266 | 2,530 | 1,736 | 59.3% |
2008年度 | 3,015 | 1,883 | 1,132 | 62.5% |
対08年度比 | 141.5% | 134.4% | 153.4% |
伝法駅の2018年度1日あたりの乗車人員は4,266人で、うち定期利用者は2,530人となっている。定期比率は59.3%で、6割近くが定期利用者になっている。阪神なんば線各駅の中では桜川に次いで乗車人員が少ない。10年前の2008年度と比較すると全体で41.5%増、定期利用者が34.4%増、定期外利用者は53.4%増となっており、2009年の阪神なんば線開業効果もあって利用者が増加している。