【関西各駅探訪第226回~JR福知山線下滝駅~】

~丹波の里の駅は愛らしい恐竜の親子がお出迎え~

下滝

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JR福知山線下滝駅は兵庫県丹波市にある。丹波市では恐竜の化石が発掘されており、下滝駅前のロータリーにも愛らしい恐竜の親子のモニュメントがある。下滝駅は普通のみが停車し、特急は停車しない。朝夜には大阪から直通する丹波路快速も停車する。

下滝駅は1899年(明治32年)5月25日に阪鶴鉄道の篠山(現在の篠山口)〜柏原間延伸により開業した。旅客・貨物取扱開始。1907年(明治40年)8月1日に鉄道国有法により国有化され、国有鉄道の駅になった。1909年(明治42年)10月12日に線路名称が制定され、阪鶴線の駅となった。1912年(明治45年)3月1日に線路名称が改定され、阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称された。1962年(昭和37年)10月1日に貨物取扱を廃止した。1982年(昭和57年)に無人駅化に伴い、駅舎が改築された。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となった。1992年(平成4年)4月1日に篠山口鉄道部発足により、その管轄となった。2009年(平成21年)6月1日に篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻された。2021年(令和3年)3月13日からICカードICOCAの利用が可能となった。

下滝

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駅舎は1ヶ所あり、1番線側にある。駅は無人化されている。2番線側似は駅舎はないが、出入口がある。

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改札には簡易式の自動券売機と運行情報などが流れるモニターが設置されている。自動改札やICカード読み取り機はなく、ICOCAなどのICカードは利用できない。

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駅舎の窓には丹波市のイメージキャラクター恐竜のちーたんの絵が描かれている。

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駅前のロータリーは送迎用のクルマが乗り入れるぐらいで、バスの発着はなく、タクシーも常駐していない。

下滝

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下滝駅は対向式ホーム2面2線で、駅舎寄りが1番線となっており、1番線と2番線は陸橋で結ばれている。1線スルー化されており、特急列車は2番線を通過する。

下滝

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1線スルー化されているため、特急と行違う列車は下り列車も1番線から発着する。

下滝駅の2015年度1日あたりの乗車人員はわずか79人で、うち定期利用者が58人となっている。定期外利用者は21人といずれも3桁を割る数字になっている。10年前の2005年度は乗車人員が85人、定期利用者が58人だった。定期利用者は横ばいだが、全体では微減している。駅周辺は自然豊かなところで、恐竜発掘などで利用者を増やしたいところだが、大幅な利用者増は期待できない。山間の小さな集落しかないため、今後も乗車人員は3桁を切る数字が続いていくものと思われる。

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