【高架化後も瀟洒な駅名板が歴史を物語ってくれる】
香櫨園
阪神本線香櫨園駅は兵庫県西宮市にある。1907年4月1日に香枦園駅として開業した。2001年3月3日ダイヤ改正で、由緒ある香櫨園駅に改称された。香櫨園は西宮七園の一つで古くからの邸宅街となっている。駅の下には夙川が流れ、河川敷には夙川公園があり、さくら夙川や阪急夙川さらには苦楽園口方面まで続いている。夙川公園には松並木があり、春には桜が咲き誇る風光明媚な公園である。
香櫨園
高架ホーム2面2線で、2001年3月3日に高架化が完成した。地上2階部にホームがあり、改札は地上階にある。
香櫨園
改札は1ヵ所のみで、ICカード対応の自動改札機が設置されている。自動券売機なども設置されているが、有人改札になっている。
香櫨園
出口は2ヶ所あり、南北に出られる。北口がメインだが、ロータリーなどはなく、駅周辺は狭くバスやタクシーの発着はできない。北口から夙川沿いを歩いていくとJRさくら夙川駅、阪急夙川駅へ行ける。
香櫨園
南口は海側の出口で、近くを阪神高速神戸線、国道43号線が走っている。
香櫨園
阪急阪神グループの沿線に店舗を展開しているNESCAFEのコーヒースタンドがある香櫨園駅。
香櫨園駅には平日朝ラッシュ時上りの区間特急が停車する。区間特急は現在香櫨園駅に停車する唯一の優等列車となっている。
香櫨園駅の2015年度1日あたりの乗車人員は5,118人で、うち定期利用者は2,490人となっている。定期比率は48.7%で、ICカードなどへの移行で定期比率は低い数値となっている。10年前の2005年度と比べると全体で6.4%減、定期利用者は12%減となっており、定期外利用者も0.4%減少している。自然減が主な理由と思われるが、2007年に開業したJRさくら夙川駅の影響も少なからずあるものと思われる。
