【もちろん特急泉北ライナーも停車する泉北ニュータウンの中心駅】
泉北高速鉄道泉ヶ丘駅は、堺市南区に駅がある。泉北高速鉄道では、一番乗降者数が多い主要駅である。泉北高速鉄道の全列車が停車し、2015年12月5日ダイヤ改正から運転を開始した特急泉北ライナーも停車する。
泉ヶ丘駅は1971年(昭和46年)4月1日に泉北高速鉄道開通と同時に開業した。当初は終点だった。1973年(昭和48年)12月7日に当駅から栂・美木多駅まで路線が延伸され、中間えきとなった。2015年(平成27年)12月5日ダイヤ改正で、特急泉北ライナー停車駅となった。2018年(平成30年)4月26日に駅構内のリニューアル工事が完了し、駅ナカ施設もオープンした。
島式ホーム1面2線の構造で、ホーム有効長は10両編成分あるが、今は8両編成分のみを使用している。使用していない部分は柵を設けて仕切られている。
駅舎は橋上駅舎で、改札は一ヶ所のみの有人改札。ホームへはエレベータのみならず、エスカレータも完備されている。線路と並行する道路が掘割構造の中を走るため、橋上駅舎を出ると地上レベルとなる。
駅南口にはバスターミナルが広がり、各方面へのバスが発着している。南海バスが泉北地区への路線を中心に運行しており、関西国際空港へのリムジンバスや夜行バス、深夜バスの発着もある。
駅ビルショップタウン泉ヶ丘は駅南側、北側に広がる専門店街で、南側には人口地盤もあり、各方面へデッキで結ばれている。
駅南側にはパンジョと呼ばれる大型ショッピングセンターがあり、高島屋や紀伊国屋書店、無印良品などが入居している。
駅北側のカリヨン広場は、ペデストリアンデッキの上にある。デッキの下にはロータリーが広がり、バスやタクシーが発着している。北側には、スーパーコノミヤが入居するビルがあり、古い高層住宅も建ち並んでいる。
南海系の泉北高速線なのに、駅北側にはなんでか京阪ドラッグストアなる店がある。京阪電車とは全く関係のない店のよう。
泉ヶ丘駅の乗降者数は、2014年度の1日あたりの乗車人員が21,200人、うち定期利用者が13,074人で、10年前の2004年度と比べると10%ほど減少している。降車人員も同様で、栂・美木多、光明池ほどではないが、利用者の減少幅は少なくない。1970年代後半に開発された泉北ニュータウンの高齢化や周辺の少子化、さらにはモータリゼーションなど、各所でありきたりの理由が要因と思われる。
泉ヶ丘駅のダイヤは、データイムが難波方面へ直通する区間急行、準急、各停が各2本ずつ運転され、毎時6本概ね10分毎の運転となっている。区間急行は中百舌鳥には停車しない。また、各停は中百舌鳥始発の電車もあり、難波直通が運転される時間帯は短い。
平日朝ラッシュ時は、上り中百舌鳥方面へ、7時台、8時台ともに11本ずつ運転されている。特急泉北ライナーは、難波行きが6時51分、8時21分の2本が設定されている。7時台は、区間急行5本、準急1本、中百舌鳥行きの各停が5本運転されている。8時台は、特急泉北ライナー1本、区間急行2本、準急3本、中百舌鳥行きの各停5本の運転。特急泉北ライナーは、泉ヶ丘着7時47分に1本だけ下りも運転されている。
平日夕方ラッシュ時は、18時台に10本、19時台に9本の運転で、特急泉北ライナーは、泉ヶ丘着17時27分、18時58分の2本が運転されている。泉北ライナーは夜間にも運転されており、泉ヶ丘着20時31分、21時51分、23時15分と遅くまで設定されている。18時台は、特急泉北ライナー1本、区間急行1本、準急4本、各停4本が運転されている。19時台は、区間急行1本、準急4本、各停4本の運転で、各停のうち1本は入庫を兼ねた光明池行きとなっている。
最終電車は、準急が下り難波発23時47分で、泉ヶ丘着は0時12分。各停は中百舌鳥発0時30分で、同駅で、難波発0時00分の各停千代田行きと連絡している。上り準急は、泉ヶ丘発23時10分が最終。上り最終電車は泉ヶ丘発23時35分の中百舌鳥行きとなっている。
コメント