京阪本線ダイヤ変遷【2008年10月19日中之島線開業】

3004F快速急行出町柳

3004F

2008年10月19日に中之島線が開業した。天満橋で終わる複々線が長い年月を経て中之島へと足を延ばすことになった。他線との連絡が不便など問題点も少なくないが、京阪としては待望の新線ということもあり、京都方面へ直通する快速急行を運転して、中之島を淀屋橋と並ぶターミナルとして位置付けた。特急をシフトしなかったのは、先述したような立地条件が淀屋橋に対して不利な点が理由と思われる。快速急行が毎時2本で、その他は全て区間急行というのも同じ理由からと思われるが、待望の新線開業という割には若干寂しいダイヤとなった。
京阪本線は特急が6本中2本が枚方市止まりに変更され、枚方市で中之島からの快速急行に連絡するようになった。特急が中間駅発着となるのはおそらく京阪史上初の出来事と思われる。停車駅は変わらず淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳となっていた。全線通しの特急は毎時4本の運転で、これに快速急行2本を加えて枚方市~出町柳間では10分毎の運転となった。全線通しの特急は2扉特急車で運転され、枚方市止まりの特急は3扉通勤型車両で運転された。

9003F特急枚方市

9003F

快速急行は中之島線内各駅と天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳に停車した。枚方市まではかつての急行の停車駅から枚方公園を抜いたものと同じで、枚方市からは特急と同じ停車駅になった。快速急行は基本的に専用の新3000系が使用され、検査などで車両が不足する折には3扉通勤型車両が使用された。

5551F準急出町柳

5551F

準急は快速急行を補完する列車として設定された。毎時4本の運転で、淀屋橋~出町柳間の運転となった。寝屋川市、香里園へは快速急行とともに急行の役割を果たし、枚方市以遠では各駅停車の役割を果たした。

5556F区間急行萱島

5556F

区間急行は中之島線直通となった。中之島~樟葉間に毎時2本、中之島~萱島間に毎時4本設定された。土休日は中之島~萱島間の2本が運休となった。区間急行樟葉行きは香里園で快速急行と緩急接続を行った。
普通は淀屋橋~萱島間の運転を基本に、準急を補完する為淀屋橋~出町柳間の運転が毎時2本ある。普通は守口市で快速急行、準急と緩急接続を行う。萱島止まりの普通は萱島で準急に連絡する。

6003F普通中之島

6003F

  

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