【近鉄東の玄関口は伊勢志摩、奈良、大阪ミナミへの玄関口でもある】
近鉄名古屋線近鉄名古屋駅は名古屋市中村区にある。近鉄名古屋線のメインターミナルで、JR東海道新幹線、JR東海道線、中央西線や地下鉄各線、名鉄名古屋駅と連絡する巨大ターミナルである。名阪特急アーバンライナーなど、近鉄特急の発着も多く、西の大阪難波、大阪上本町と並ぶ近鉄特急の拠点の一つとなっている。近鉄名古屋線のほとんどの列車が当駅発着となっている。特急は名阪特急アーバンライナー、名阪乙特急、名伊特急が発着しており、しまかぜも当駅発が1往復運転されている。朝夕の時間帯も需要が高いため、伊勢志摩の観光地のみならず、松阪や津始発の特急も設定されている。名古屋線電車は急行、準急、普通が運転されており、急行は伊勢中川、松阪、五十鈴川方面へ足を延ばし、最長の列車は鳥羽まで運転されている。急行は毎時3本運転が基本となっている。準急は近鉄蟹江までノンストップで、以遠各駅に停車し、近鉄四日市まで運転されている。準急は毎時2本が運転されている。普通は富吉や津新町まで運転されている。普通は毎時3本が運転されている。
近鉄名古屋駅は1938年6月26日に関西急行電鉄の関急名古屋駅として当初から地下駅として開業した。1940年1月1日に参宮急行電鉄の駅となり、参急名古屋に改称された。1941年3月15日に関西急行鉄道の駅となり、再び関急名古屋駅に改称された。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となり、近畿日本名古屋駅となった。1959年11月27日に標準軌化が完成した。1966年11月に名古屋近鉄ビルが完成、翌1967年6月1日に同ビル内で改札業務を開始した。同年12月1日には2面2線が増設され、改修工事が完成した。1969年4月には国鉄連絡改札が設置された。1970年3月1日には近鉄名古屋駅に改称された。
駅構内はホーム4面5線の地下駅で、全てが頭端式ホームとなっている。
1番線は主に普通が発着し、ホーム有効長は21m級車両4両分しかない。1番線はホームは片側のみとなっている。
2番線は主に準急が発着し、ホーム有効長は21m級車両5両分となっている。2番線は両側をホームで挟まれている。
3番線は主に急行が発着し、ホーム有効長は21m級車両6両分となっている。3番線も両側をホームで挟まれている。
4番線は特急列車が発着する。ホーム有効長は21m級車両8両分ある。4番線も両側をホームで挟まれている。
5番線も特急列車が発着し、名阪甲特急は5番線から発着する。ホーム有効長は21m級車両8両分ある。5番線は片側のみのホームになっている。
改札は4ヵ所あり、各線への乗り換えは地下改札が便利だ。地下改札は有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
地下改札には特急券販売窓口がある。
改札周辺には土産物屋などがあり、名古屋土産や手羽先、天むすなどを購入できる。
地下改札と並んで、JR東海道新幹線、JR在来線への連絡改札がある。
連絡改札付近には新幹線切符売り場もあり、新幹線の切符を購入することができる。
地下にはこのほか、名鉄との連絡改札も設置されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
南側には正面改札がある。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。正面改札は各線とは離れており、当駅での下車がメインとなる。
地下改札からはJR広小路口方面への出口が1つと地下鉄東山線方面への出口が1つ、名鉄名古屋駅につながる出口が1つある。
近鉄名古屋駅、地下鉄東山線からの出口。
JR広小路口、名鉄名古屋駅と隣接する形になっている近鉄名古屋駅。
正面改札からは近鉄パッセ1階に出る出口が1つある。近くには名古屋市バスなどのバス停がある。
近鉄名古屋 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2015年度 | 61,917 | 36,321 | 25,595 | 58.7% |
2005年度 | 65,686 | 38,506 | 27,180 | 58.6% |
対05年度比 | 94.3% | 94.3% | 94.2% |
近鉄名古屋駅の2015年度1日あたりの乗車人員は61,917人で、うち定期利用者は36,321人となっている。定期比率は58.7%で、6割弱が定期利用者となっている。10年前の2005年度と比較すると全体で5.7%減、定期利用者が5.7%減、定期外利用者は5.8%減となっており、微減傾向になっている。