【関西各駅探訪第1214回】南海高野線天見駅

【大阪府内とは思えない古びた木造駅舎が特徴的な駅】

天見

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南海高野線天見駅は大阪府河内長野市にある。1915年3月11日に高野登山鉄道の駅として開業した。大阪府と和歌山県の府県境に位置しており、付近は山深いところで大阪府内の駅とは思えない風情である。駅近くには天見温泉などがある。河内長野以南各駅に停まる急行や区間急行は停車するが、快速急行は通過する。

天見

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ホーム2面2線の地上駅で、上下線間は地下道で結ばれている。難波方、極楽橋方ともにトンネルがある山間の小駅である。

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改札は1ヵ所のみで、ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されている。2013年4月1日に無人化されている。

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上下ホーム間は地下道で結ばれているが、階段しかなくバリアフリー化されていない。

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駅舎内にある今や珍しくなった伝言板がある天見駅。昭和レトロを感じさせるワンシーンである。

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駅近くにある天見温泉南天荘。なかなか歴史ある建屋が印象的な温泉旅館がある。

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平日朝ラッシュ時には7時台に急行が6本停車する。夕方にも毎時6本ぐらい停車する時間帯があるほかは、概ね毎時3~4本が停車する天見駅。特急、快速急行は通過する。

天見 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2018年度 188 114 74 60.6%
2008年度 244 141 103 57.8%
対08年度比 77.0% 80.9% 71.8%  

 

天見駅の2018年度1日あたりの乗車人員は188人で、うち定期利用者は114人となっている。定期比率は60.6%で、定期利用者が6割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で23%減少しており、定期利用者は19.1%減、定期外利用者は28.2%減となっており、利用者減が続いている。

  

鉄道コム

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