会社名 | 南海電気鉄道 |
形式 | 12000系 |
使用線区 | 南海本線・和歌山港線 |
製造メーカー | 東急車輌 |
制御方式 | IGBT素子VVVFインバータ制御 1C2M×4群 |
主電動機 | かご形三相誘導電動機定格180kW |
ブレーキ | 回生制動併用電気指令式ブレーキ(遅れ込め制御) |
台車 | モノリンク式ボルスタレス台車 SS-177M・SS-177T |
最高速度 | 120km/h |
加速度 | 2.5km/h/s |
減速度(通常) | 3.7km/h/s |
減速度(非常) | 4km/h/s |
製造初年 | 2011年 |
電気方式 | 直流1500V |
軌間 | 1067mm |
保安装置 | ATS |
座席定員 | モハ12001 60人 サハ12801 68人 サハ12851 64人 モハ12101 50人 |
扉枚数・座席形状 | 1扉・回転式リクライニングシート |
車体 | 21m級ステンレス製 |
所属 | 住之江検車区 |
編成 | 4両 |
既存両数 | 8両(2024年12月現在) |
南海12000系は2011年9月1日より営業運転を開始した南海本線特急サザン用車両。特急サザン10000系の後継車で、サザンプレミアムの愛称が付けられている。難波〜和歌山市、和歌山港間で運用されている。
車体はステンレス製で、車体の基本構造は先に登場した通勤型の8000系に準じている。窓回りはブラック、車体下部はブルーの配色となり、イエローのラインが入っている。車体下部の中央にはサザンプレミアムの愛称ロゴが入れられた。
IGBT素子による1C4MのVVVFインバータ制御で、主電動機はかご形三相誘導電動機180KWを採用。4両編成2M2Tで運用される。いずれも通勤型の8000系と同一となっており、共通仕様化されている。
南海12000系 | 2編成 | 8両 | ||
←なんば | 和歌山市→ | |||
12001Mcp | 12801T | 12851T | 12101Mcp | 製造年月 |
12001 | 12801 | 12851 | 12101 | 2011年7月 |
12002 | 12802 | 12852 | 12102 | 2011年7月 |
車内は2-2配列の回転式リクライニングシートで、背面には大型の収納テーブルが備えられている。また、ドリンクホルダー、フットレストが設置されている。また、各座席には交流100Vのコンセント電源が供給されている。鉄道車両では初めて車内にプラズマクラスターを設置し、車内空気の清浄を行っている。
- 12001F
- 12002F
2014年現在、4両編成2本が存在する。特急サザンに使用され、10000系と運用は共通になっている。自由席車は8000系が連結され、その他の車両と連結されることは今のところない。定期列車では南海本線難波〜和歌山港間のみの運用で、空港線や高野線に入ることはない。イベント列車では高野線や泉北高速線に乗り入れた実績がある。