JR阪和線(日根野~和歌山間)ガイド【桜の名所山中渓を通り峠を越えると紀伊の国】

223系HE406紀州路快速

223系HE406紀州路快速

5-3.JR阪和線(日根野~和歌山間)路線ガイド

日根野を出ると関西空港線が真ん中を走り、それが高架に上がり、右にカーブして分かれる。関西空港自動車道の下をくぐり、左手に日根野電車区を見ながら進み、それが途切れると2面4線の長滝となる。駅から日根野電車区の南端を見ることができる。泉南市に入り、1面2線の新家を過ぎると、次は快速停車駅の和泉砂川となる。和泉砂川も2面4線の構造で、天王寺方に渡り線があり、ここで折り返す快速や普通も運転されている。和泉砂川にはかつて阪和電鉄が運営していた砂川遊園があった。今は砂川公園団地、砂川台団地となっているが、電鉄創成期の各社同様阪和電鉄も遊園地の運営を行っていた。

和泉砂川を過ぎるとだんだんと山に入っていく趣きになり、阪南市に入り2面2線の和泉鳥取となる。和泉鳥取を過ぎると渓谷を思わす景色となる。山中渓は大阪府内最後の駅で、サクラの季節には多くの撮影者が訪れる。普段は大阪府とは思えないほど静かなところで、利用者は阪和線で一番少ない。山中渓を出ると紀伊まで8.1キロ駅がない。この間に和泉山脈を越えて和歌山県に入る。県境を越えると緩やかに下り坂を走り、2面4線の紀伊に着く。1988年に朝夕ラッシュ時のみ快速停車となった。その後、紀州路快速の停車駅となり、終日快速が停車するようになった。駅周辺にはかつて紀伊国の国府があったとされている。次の六十谷も紀伊とともに快速停車駅に格上げされた。2面2線で和歌山高校、開智高校などの最寄駅で高校生の利用が多い。紀ノ川を渡ると2面2線の紀伊中ノ島で、かつてはこの駅付近で和歌山線から紀勢支線への連絡線が交差していた。紀伊中ノ島を出ると和歌山市からの紀勢支線と交差して、左手から和歌山線が近づいてきて並走する。広い構内に入り終点の和歌山に着く。和歌山はホーム4面8線の大きな駅で、和歌山線、紀勢本線、和歌山市へ向かう紀勢支線と接続しており、南海貴志川線とも連絡している。阪和線電車は主に1番線から3番線を使用している。新宮方には引き上げ線があり、紀州路快速や普通の一部は引き上げ線で折り返しまで待機する。和歌山駅から和歌山の中心部にある和歌山城までは西へ2.5㎞ほど離れている。また、南海本線和歌山市駅とは2.7㎞ほど離れている。

 

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