JR阪和線(鳳~日根野間)ガイド【120㎞/h運転で高速路線の本領を発揮】

281系HA608関空特急はるか

281系HA608関空特急はるか

5-2.JR阪和線(鳳~日根野間)路線ガイド

鳳を出るとかつての鳳電車区を左手に見て、しばらく走り2面2線の富木となる。富木は阪和線では高石市内唯一の駅である。和泉市に入り、さらに真っ直ぐ南下していく。この辺りは線形も良く、鳳までの95km/h制限も解かれ、特急や快速は120km/h運転を行う。堺泉北有料道路と交差して2面2線の北信太となる。葛の葉物語の舞台の信太森葛葉稲荷神社への最寄駅となっている。2面2線の信太山を過ぎると和泉市の中心駅和泉府中となる。

和泉府中は快速停車駅で2面4線の待避構造になっており、快速と普通が緩急接続を行う。朝夕ラッシュ時には一部の関空特急はるかや紀勢特急くろしおが停車する。はるかやくろしおは最大9両編成で運転されるため、その分のホームが延伸されている。和泉府中は2013年5月25日に橋上駅舎化された。西へ約3kmの距離に南海本線泉大津駅がある。次の久米田から岸和田市に入る。久米田は2面2線だが、上下線とも保線用線路があり、2面4線の形になっている。駅の南東側に歴史ある久米田寺、久米田池がある。下松は2面2線の橋上駅舎で、1984年に開業した阪和線では一番新しい駅である。下松はしもまつと読む。山口県にある下松は、くだまつと読む。下松を過ぎると快速停車駅で2面4線の東岸和田となる。ここでも快速と普通が緩急接続を行ったり、特急が快速、普通を追い抜いたりしている。東岸和田は高架工事中で、2015年2月8日に下り線が高架化された。東岸和田は、南海岸和田とは2kmほど離れている。

次の東貝塚も2面4線の構造だが、快速は停車しない。東貝塚は南海本線貝塚と2㎞ほど離れている。東貝塚を出て水間鉄道と交差するが、連絡駅はない。水間鉄道活性化のためにも駅設置が望ましい。2面2線の和泉橋本を過ぎると貝塚市から泉佐野市に入る。東佐野は2面2線で、駅周辺は阪和電気鉄道時代に開拓された住宅地がある。泉ヶ丘経営地と呼ばれた高級住宅街が広がる。東佐野を過ぎると熊取町に入り快速停車駅の熊取となる。ここも2面4線の待避駅で、始発の普通電車も運転されている。駅が熊取町の西端に位置しているため、熊取町の中心部からは意外に遠く、泉佐野市役所へ行くのも距離的には変わらない。京都大学の原子力研究所や大阪体育大などがあり、学生の利用も少なくない。また、東側には熊取ニュータウンが広がっており、利用者は多い

熊取を出ると左手にイオンモールを見ながら日根野に着く。日根野も2面4線の構造だが、関西空港線開業時に配線が大幅に変更され、1番線、2番線、3番線は上下列車が進入できるような構造になっている。関空快速と紀州路快速はここで分割併合を行う。ラッシュ時には関空特急はるか、紀勢特急くろしおの停車もある。付近には大阪観光大学や日根野高校があり、学生の利用も多い。

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