JR学研都市線(京橋~四条畷間)ガイド【学研都市線の核となる区間を行く】

D11快速塚口

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1.JR学研都市線(京橋~四条畷間)路線ガイド

京橋は2面2線の構造で、JR東西線の尼崎方に折り返し線がある。学研都市線の電車はほとんどが東西線に乗り入れるが、一部の電車は京橋で折り返す。駅構内は2面2線だが、対向式にはなっておらず、上り木津方面行ホームは下り線にも面した島式ホームになっており、柵が設けられて、乗り降りはできない構造になっている。2016年3月19日に下りホームにホームドアが設けられ、2017年2月25日に上りホームにも設置された。当駅に設置されたホームドアは、六甲道や高槻で採用されたロープ昇降式ではなく、通常の可動式ホーム柵となっている。京橋ではJR大阪環状線、京阪本線、地下鉄長堀鶴見緑地線と連絡している。大阪環状線との乗換えは鶴橋寄りの車両に乗れば近いが、大阪寄りの車両に乗るとかなり歩かなければならない。京阪、地下鉄との乗換えはかなり遠く。京阪との乗り換えは西口を利用した方がよい。

京橋を出ると狭い路地裏の雰囲気の中を行く。路地裏を曲がりくねりながら走り、鴫野手前でJRおおさか東線が並行してくる。おおさか東線とは鴫野まで線路別複々線となる。鴫野は高架ホーム3面4線で、おおさか東線新大阪方面行きと学研都市線木津方面行きが同一ホームになっている。鴫野ではおおさか東線のほか、大阪メトロ今里筋線と連絡している。

鴫野を出ると上り線が高架のまま進み、おおさか東線の上下線をアンバーパスして方向別複々線になる。曲がりくねりながら進み、内環状線(国道479号線)がオーバークロスすると放出となる。放出は2面4線で、1・4番線が学研都市線、2・3番線がおおさか東線が使用している。木津方のおおさか東線沿いには淀川電車区が広がっている。放出は橋上駅舎になっており、駅の両側に小さなロータリーがある。

放出を出ると中央にJRおおさか東線の線路を挟み、学研都市線下り線は高架になって、東線が右にカーブして分かれていく。高架の下り線は東線を跨いで高架から下りて上り線と合流する。JRおおさか東線と一緒に淀川電車区(現在は電車区ではない)への線路も本線と分かれて行く。放出からは路地裏というような雰囲気はないが、それでも適度に曲がりくねりながら走る。JRの路線は比較的線形がいいが、学研都市線はお世辞にも線形がいいとは言えない。徳庵は近畿車輛に隣接する駅で、京橋方面行きの線路は近畿車輛とつながっており、甲種回送などはここを通って行われている。駅構造は2面3線で駅舎は橋上化されている。京橋方面行に待避線があるが、ほとんど使われておらず、近畿車輛からの車両の出場などに使用されるのが主である。徳庵は大阪市と東大阪市の境目にあり、駅と近畿車輛は辛うじて東大阪市内にある。

徳庵を出ると高架線を駆け上がり、近畿自動車道、中央環状線と立体交差する。高々架の近畿自動車道が学研都市線を跨ぎ、学研都市線は地上を走る中央環状線を跨いでいる。将来的にはここ大阪モノレールも加わる予定で、学研都市線も連絡駅ができるかもしれない。この3層構造の立体交差を過ぎると高架ホーム2面2線の鴻池新田となる。鴻池新田も徳庵同様東大阪市の北端に位置している。鴻池は東大阪市内の地名で、新田は北側の大東市の地名となっている。鴻池新田を出て、大東市に入り、寝屋川沿いに高架線でしばらく進むと高架ホーム2面4線の住道となる。住道は快速停車駅で、大東市の中心駅になっている。かつてはデータイムにも必ず快速と普通が緩急接続を行っていたが、現在は四条畷での緩急接続となっている。

住道を出ると高架線を下りて地上線を走る。右手に生駒の山を望みながら進み、外環状線(国道170号線)がオーバークロスすると野崎観音で有名な野崎となる。野崎は地上ホーム2面2線で橋上駅舎化された。野崎を出ると真直ぐな線路を進む。四条畷は2面4線の橋上駅舎で、データイムには区間快速と普通が接続を行う。四条畷で折り返す電車があるが、折り返し線はない。京橋方に渡り線があり、折り返し電車はこの渡り線を使用している。なお四条畷の駅は四条畷を名乗っているものの大東市内にある。駅周辺には四条畷学園や四条畷高校があり、学生の利用も多い。楠木正成公の墓も駅から10分程度のところにある。区間快速は四条畷から各駅に停まる。

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