【阪神神戸高速線ガイド】~神戸市内を東西に貫く~
1.概要
会社名 |
神戸高速鉄道(第3種鉄道事業者) |
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阪神電気鉄道(第2種鉄道事業者) | |
路線名 | 阪神神戸高速線 |
区間 | 元町~西代 |
営業キロ | 5km |
駅数 | 7駅 |
平均駅間距離 | 0.84km |
所要時分 | 11分 |
表定速度 | 27.3km/h |
軌間 | 1435mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 複線 |
保安方式 | ATS |
最高速度 | 65km/h |
最大編成両数 | 6両 |
駅番号 | 駅名 | よみがな | 駅間距離 | 営業距離 | 所在地 | 開業年月日 |
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HS 33 | 元町 | もとまち | 0km | 0km | 神戸市中央区 | 1936年3月18日 |
HS 34 | 西元町 | にしもとまち | 0.8km | 0.8km | 神戸市中央区 | 1968年4月7日 |
HS 35 | 高速神戸 | こうそくこうべ | 0.7km | 1.5km | 神戸市中央区 | 1968年4月7日 |
HS 36 | 新開地 | しんかいち | 0.6km | 2.1km | 神戸市兵庫区 | 1968年4月7日 |
HS 37 | 大開 | だいかい | 1km | 3.1km | 神戸市兵庫区 | 1968年4月7日 |
HS 38 | 高速長田 | こうそくながた | 1km | 4.1km | 神戸市長田区 | 1968年4月7日 |
HS 39 | 西代 | にしだい | 0.9km | 5km | 神戸市長田区 | 1910年3月15日 |
2.歴史
阪神高速神戸線は1968年(昭和43年)4月7日に神戸高速鉄道東西線として西代~三宮間が開業した。阪急・神戸高速・山陽の3社直通運転を開始した。阪神から山陽へは須磨浦公園まで、山陽から阪神へは大石までの直通運転を行った。1988年(昭和63年)4月1日に阪神と山陽が鉄道事業法に基づく西代~元町間の第二種鉄道事業免許を取得、両社の「神戸高速線」となった。
1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災により全線が不通になった。同年2月6日に新開地~花隈間の運転が再開した。同年6月1日に花隈~三宮間の運転を再開した。同年8月13日に新開地~高速長田間の運転再開により全線復旧した。この時、大開駅は復旧途上だったため、全列車が通過となった。1996年(平成8年)1月17日に大開駅の営業再開により全線全駅が復旧した。
1998年(平成10年)2月15日ダイヤ改正で、阪神梅田~山陽姫路間に直通特急を新設した。毎時2本の運転で、神戸高速線内は元町、高速神戸、新開地、高速長田、板宿に停車した。2010年(平成22年)10月1日に山陽が神戸高速線の第二種鉄道事業廃止した。同時に運営体制を変更し、神戸高速鉄道が担ってきた列車運行や駅舎、付随する施設の管理業務を第二種鉄道事業許可の区分に従って各社に移管した。2012年(平成24年)3月20日ダイヤ改正より、土休日の朝に新開地始発の快速急行近鉄奈良行きが3本新設された。2014年(平成26年)4月に西代~元町間の各駅に駅ナンバリングを導入した。2016年(平成28年)3月19日ダイヤ改正より、種別案内が各社局のものに統一した。高速長田~西元町間の各駅の自動案内放送は阪神仕様に変更した。
3.路線ガイド
阪神神戸高速線は阪神元町を起点としている。阪神元町は1面2線のスルー構造の駅で一見中間駅にしか見えない。しかし、高速神戸方に渡り線があり、以前は元町止まりの普通が本線上で折り返しを行っていた。元町を出るとJRに沿って地下を走る。反対側の車線には阪急からの東西線が走っており、この近辺は山側から阪急、JR、阪神と狭い所に3路線が集まっている。但し、阪急も阪神も地下を走っているので並行して走っているかどうかはわからない。2面2線で一部の直通特急が通過する西元町を過ぎるとJRと交差して、阪急と合流する。阪神上り線と阪急下り線が立体交差して2面4線の高速神戸となる。高速神戸はJR神戸駅の北側にあり、さらにその南の海側に神戸ハーバーランドがある。高速神戸で阪急、阪神双方の線路が合流して新開地へ向かう。阪神、阪急双方の折り返し線を見ながら走り、2面3線の新開地となる。新開地は阪急三宮と同じ構造で、中線が両側をホームで挟まれており、3線ともスルーできる構造になっている。データイムは阪急特急が中線で折り返しを行うため、新開地止まりの山陽普通は1番線に到着して、高速神戸に回送され、折り返しは高速神戸始発で運転されている。新開地では神戸高速南北線と連絡しており、階段の上り下りだけで乗り換えることができる。南北線は湊川で神鉄有馬線と直通していると言うより神鉄の延長で新開地に乗り入れているといった方がいいだろう。
新開地を出ると阪神神戸高速線となる。国道28号線の下を真っ直ぐ西へ向けて進む。阪神大震災で多大な被害を受けた大開は南側にJR兵庫駅があり、北側には神戸市交の上沢駅がある。大開は西元町同様2本に1本の直通特急が通過する。同駅を出ると長田区に入り高速長田となる。同駅には全ての直通特急が停まる。神戸市交山手線と連絡しており、同線とは三宮-高速長田、板宿間で競合している。次の西代は山陽電鉄本線の起点だが、全ての電車が同駅をスルーして神戸高速鉄道に乗り入れている。地上には立派な山陽電鉄本社が社屋を構えているが、ダイヤ上は単なる中間駅となっている。