1.概要
会社名 | 阪神電気鉄道 |
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形式 | 7890形・7990形 |
使用線区 | 阪神武庫川線 |
制御方式 | 抵抗制御 1C4M |
主電動機 | 直流直巻電動機 定格130kW |
ブレーキ | HSC電磁直通空気ブレーキ |
最高速度 | 110km/h |
製造初年 | 1974年 |
電気方式 | 直流1500V |
軌間 | 1435mm |
保安装置 | ATS(阪神・山陽) |
定員 | 131人(7890) |
132人(7990) | |
車体 | 鋼板製 |
扉枚数/座席形状 | 18m級3扉ロングシート |
所属 | 尼崎車庫 |
編成 | 2両 |
既存両数 | 2両 |
製造メーカー | 武庫川車両工業 |
7890・7990形は、1974年(昭和49年)に西大阪線延伸用として製造された急行用車両の3801・3901形を1986年に改造した車両である。4両編成2本のうち、6両は8701・8801・8901形に改造され、残りの2両が武庫川線専用の2両編成に改造された。先頭車は付随車のため、電装化改造が行われた。台車・制御装置等は3801形の発生品を流用している。
2.改造内容
7890は、3901形で唯一電動発電機・蓄電池の無かった3904が電装化・改番された。台車は付随台車のFS090から電動台車のFS390に換装、制御装置は1C4MのABFM-138-15-MDHAに改造され、主電動機は4台となるため永久直列となり、発電ブレーキは撤去された。前から2個目の冷房装置が撤去され、下枠交差式パンタグラフ1基を設置した。7990は3905から改番され、床下機器に大きな変更はないが、出力75kVAの電動発電機が新設された。台車は改造前と同じFS-090を履いている。
3.車体・車内
3801・3901の車体を流用しており、18m級3扉ロングシート車両となっている。内装は客室のみ8000系と同様の化粧板に変更された。1994年(平成6年)には7990の運転台後部に車椅子スペースが設置された。
4.ワンマン化改造
2000年(平成12年)10月1日からの武庫川線のワンマン運転開始に伴い、7890・7990形は7861・7961形の3編成6両とともにワンマン運転対応改造が施工された。
- 7990F
阪神7890・7990形 | 2両 |
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7990Tc | 7890Mcp |
7990 | 7890 |