JR西日本223系2000番台J編成

J11

【新快速130㎞/h運転の申し子として登場した】

会社名 JR西日本
形式 223系2000番台
使用線区 東海道・山陽本線・湖西線・北陸本線・草津線・赤穂線
製造メーカー 川崎重工・近畿車輌
制御方式 VVVFインバータ PWMIGBT
主電動機 かご形三相誘導電動機定格220kW
ブレーキ 回生併用電気指令式空気ブレーキ抑速ブレーキ
台車 軽量ボルスタレス台車ヨーダンパ付
最高速度 130km/h
加速度 2.5km/h/s
減速度(通常) 4.3km/h/s
減速度(非常) 5.2km/h/s
製造初年 1999年
電気方式 直流1500V
軌間 1067mm
保安装置 ATS-SW,ATS-P
座席定員 40(16) トイレ付先頭車
48(16) トイレ無先頭車
56(16) 中間車
3扉転換及び固定クロスシート
所属 網干総合車両所
編成 4両・6両・8両
既存両数 536両(2019年4月現在)
※()付は補助椅子の座席定員

223系2000番台は、1000番台の増備車としてコストダウンを図り大量に製造された車両である。1999年から2008年まで川崎重工業と近畿車輛で製造された。

車体構造は、従来の骨組み工法から外板自体に強度を持たせる工法に変更され、外観では再び側面のビードがなくなり、1000番台では車端部に残っていた戸袋窓が廃止された。また、将来の改造を容易にするため、構体妻壁は別扱いで組み立てられ、本体にボルトで後付けする方式が採用された。これにより中間車から先頭車、先頭車から中間車への改造が車端部の交換のみで簡単に行えるようになった。運転台構造は基本的に1000番台を踏襲するが、尾灯が前照灯と一体化したユニットタイプに変更されている。

制御方式はIGBT素子を使用した3レベル電圧形PWMインバータで、インバータ1基で1台の主電動機(220kW)を制御する1C1M制御方式を採用している。補助電源部は三相交流440 V、150 kVAの容量を有しており、1000番台より容量が増強されている。台車はボルスタレス台車で、ヨーダンパを装備している。

223系2000番台6両編成のJ編成は2003年に快速の置き換え用として6両2本が新製された。当初は6両編成を2本繋げて新快速でも運用されていたが、後に快速運用に限定されるようになった。2004年から2005年にかけて増備された3次車ではJ編成は8本が新製された。2006年に増備された4次車ではJ編成2本が製造された。4次車は運転台が321系の仕様を採用し、車内では韓国の地下鉄で発生した車両火災の結果を受けて、蛍光灯カバーを特殊樹脂でコーティングしたガラス繊維製に変更した。2007年に増備された5次車はマイナーチェンジ車で、側窓が一段下降式になるなどの変化が見られた。J編成は2本が増備され、この増備が最終となり、6両編成14本が出揃った。

J編成   ←長浜   姫路→  
  クモハ223 サハ223 サハ223 モハ223 サハ223 クハ222  
  Mcp Mp Tc 製造年
J1 2043 2100 2101 2020 2102 2043 2003年
J2 2053 2124 2125 2025 2126 2053 2003年
J3 2056 2129 2130 2026 2131 2056 2004年
J4 2063 2147 2148 2030 2149 2063 2004年
J5 2064 2150 2151 2031 2152 2064 2004年
J6 2068 2156 2157 2032 2158 2068 2004年
J7 2074 2167 2168 2034 2169 2074 2004年
J8 2075 2170 2171 2035 2172 2075 2004年
J9 2083 2186 2187 2038 2188 2083 2004年
J10 2084 2189 2190 2039 2191 2084 2004年
J11 2089 2196 2197 2077 2198 2089 2006年
J12 2090 2199 2200 2078 2201 2090 2006年
J13 2099 2213 2214 2084 2215 2099 2007年
J14 2101 2217 2218 2085 2219 2101 2007年

  

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