阪神5500系【VVVFインバータ制御になった新型ジェットカー】

5501Fと5511F

1.概要

会社名 阪神電気鉄道
形式 5500系
使用線区 阪神本線・神戸高速鉄道
制御方式 GTO方式VVVFインバータ
1C4M
主電動機 かご形三相誘導電動機定格110kW
ブレーキ 回生併用電気指令式空気ブレーキ
台車 ボルスタレス台車
最高速度 110km/h
加速度 4km/h/s
減速度(通常) 4.5km/h/s
減速度(非常) 5km/h/s
製造初年 1995年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS(阪神・山陽)
定員 122人 先頭車
132人 中間車
車体 鋼板製
扉枚数/座席形状 18m級3扉ロングシート
所属 尼崎車庫
編成 4両
既存両数 36両
製造メーカー 川崎重工

阪神5500系は1995年に登場した5000系ジェットカーの後継車。阪神淡路大震災前から投入計画があったが、震災発生後には被災車両の代替として製造された。当初投入された4両編成2本は武庫川車輌、1997年に増備された4両編成3本は川崎重工で製造された。川重で製造されたのはこの3本のみで、1998年以降の増備車は再び武庫川車輌で製造された。

2.車両性能

5500系は阪神初のVVVFインバータ車となった。主電動機110KW、GTOサイリスタによる1C8MのVVVFインバータ制御を採用した。台車も阪神では初のボルスタレス台車を採用した。起動加速度4.0km/h/s、常用減速度4.5km/h/sで、5000系よりも加速度、減速度ともに落ちているが、高速域での伸びを向上し、最高速度到達への時間は短縮している。

3.車体

外観は青胴車と呼ばれる従来のジェットカーの塗り分けは踏襲せず、上部に青系のアレグロブルー、下部に白系のシルキーグレーを配する新しい塗り分けとなった。新塗装は赤胴車にも導入され、上部にプレストオレンジ、下部にシルキーベージュを配した塗装になっている。赤胴車の塗り分けは8000系リニューアル車などに適用されているが、青胴車はリニューアル改造などが行われていないため、従来通りの塗り分けのままとなっている。

4.車内

車内は8000系後期車と同じくバケットタイプのロングシートを採用。車内案内装置は路線図と電光掲示板が一体になったものが新規に採用され、後に登場した9000けや9300系もこれを踏襲している。

5.現況

5500系は2023年5月現在、4両編成7本と2両編成4本が存在しており、登場時から全車が存在している。4両編成7本が阪神本線の普通電車に運用されている。2両編成4本は武庫川線で運用されている。

阪神5500系 36両
←大阪梅田 元町→
5501Mc 5601Mp 5601Mp 5501Mc
5501 5601 5602 5502
5503 5603 5604 5504
5505 5605 5606 5506
5507 5607 5608 5508
5509 5609 5610 5510
5511 5611 5612 5512
5513 5613 5614 5514
5515 5615 5616 5516
5517 5617 5618 5518
5513F タイガース

5513F タイガース

2020年に5700系増備と7801形置き換えのため、5511Fと5513Fが武庫川線ワンマン運転用に改造された。4両編成から2両編成に変更され、中間車は先頭車化改造された。5513Fは5513Fと5914Fの2編成になり、5513Fがタイガースカラーになり、5914Fは甲子園をイメージした緑色に変更された。

阪神5500系 8両
←武庫川 武庫川団地前→
5501Mc 5901Mpc
デザイン 127(39) 125(40)
TORACO号 5511 5911
タイガース号 5513 5913
5901Mpc 5501Mc
デザイン 125(40) 127(39)
トラッキー号 5912 5512
甲子園号 5914 5514
5914F 甲子園

5914F 甲子園

5511F TORACO

5511F TORACO

5912F トラッキー

5912F トラッキー

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