【関西各駅探訪第988回】近鉄志摩線志摩赤崎駅

志摩赤崎

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【志摩線のボトルネック区間の行き違い駅】

近鉄志摩線志摩赤崎駅は三重県鳥羽市にある。志摩線は鳥羽から中之郷までが複線になっており、中之郷から当駅までは単線となっており、当駅から船津までが単線区間となっている。電車は普通のみが停車し、ほぼ終日毎時2本ベースで運転されている。志摩赤崎駅は1949年7月25日に三重交通の駅として新設開業した。1950年9月に行き違い設備が設置された。1964年2月1日に三重交通の鉄道事業分離により、三重電気鉄道の駅となった。1965年4月1日に会社合併により禁忌日本鉄道志摩線の駅となった。1969年12月10日から1970年2月28日まで狭軌から標準軌への改軌のため、営業を休止し、バス代行輸送となった。1970年3月1日に標準軌化が完成し営業を再開した。2007年4月1日には自動券売機が設置されたが、2011年11月1日に無人化されて、自動券売機も撤去された。2014年4月1日からICカードの利用が可能となった。

志摩赤崎

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駅構内はホーム2面2線の行き違い構造で、ホーム有効長は21m級車両2両分となっている。

志摩赤崎

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駅構内は1線スルー化されており、駅舎がある1番線側がスルー構造になっており、特急は1番線を通過する。

志摩赤崎

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上下ホーム間には構内踏切がある。スロープが設けられバリアフリーに対応している。

志摩赤崎

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改札は1ヵ所で、下り1番線側にある。無人化されており、ICカードリーダーのみ設置されている。

志摩赤崎

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出口も1ヵ所で駅東側に出られる。東側には国道167号線が走り、その向こう側には加茂川が流れている。

志摩赤崎 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 261 220 41 84.5%
2007年度 351 289 62 82.4%
対07年度比 74.3% 76.1% 65.8%  

志摩赤崎駅の2017年度1日あたりの乗車人員は261人で、うち定期利用者は220人となっている。定期比率は84.5%で、定期利用者が8割以上を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で25.7%減、定期利用者は23.9%減、定期外利用者は34.2%減となっており、定期利用者、定期外利用者ともに減少している。

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