【関西各駅探訪第1036回】近鉄志摩線上之郷駅

上之郷

上之郷

 【開業当初は志摩磯部駅だった】

近鉄志摩線上之郷駅は三重県志摩市にある。旧磯部町内にあり、かつては当駅が志摩磯部を名乗っていた時期もあった。電車は毎時2本の運転で、普通のみが停車する。上之郷駅は1929年7月23日に志摩電気鉄道の志摩磯部駅として開業した。1944年2月11日に会社合併により三重交通志摩線の駅となった。1950年9月に行き違い設備が設置された。1953年6月から急行の運転が開始され、当駅にも停車した。1964年2月1日に三重電気鉄道の駅となった。1965年4月1日に会社合併により近畿日本鉄道志摩線の駅となった。1969年12月10日から改軌工事のため営業を休止し、バス代行輸送を行った。1970年3月1日に改軌工事が完成し、駅名を志摩磯部から上之郷に改称した。この時、行き違い設備が廃止された。1975年12月に行き違い設備が再設置された。1993年4月28日に五知から当駅までが複線化された。2015年6月24日からICカードの利用が可能になった。

上之郷

上之郷

駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は21m級車両2両分となっている。五知方は複線で、志摩磯部方は単線になっている。

上之郷

上之郷

特急の行き違いを行う時はホームからはみ出して運転停車する。

上之郷

上之郷

出口は1ヶ所で駅舎はなく、ICカードリーダーが設置されているだけである。

上之郷 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 52 25 27 48.3%
2007年度 33 16 17 49.3%
対07年度比 156.9% 153.8% 159.9%  

上之郷駅の2017年度1日あたりの乗車人員は52人で、うち定期利用者は25人となっている。定期比率は48.3%で定期利用者が半数を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で56.9%増、定期利用者は53.8%増、定期外利用者は59.9%増となっている。

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