近江今津
【湖西北部の拠点駅は若狭への玄関口の一つ】
JR湖西線近江今津駅は滋賀県高島市にある。湖西線北部の拠点駅で、かつては近江塩津方面への気動車や交直両用電車が折り返していたが、湖西線、北陸本線の直流電化完成により、折り返し電車は減少した。現在でも新快速が増解結作業を行い、京都からの折り返し電車は多く、敦賀以遠から乗り入れる交直両用電車の折り返しもあり、拠点駅としての機能は変わっていない。駅前からは若狭方面へ向かうバスが発着しており、若狭への玄関口の一つにもなっている。電車はデータイム新快速が毎時1本敦賀まで直通しており、京都への普通が毎時1本当駅始発で運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台には特急サンダーバード1本、普通3本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には特急サンダーバード1本、快速1本、普通1本が運転されている。特急サンダーバードはこの他に2往復が停車する。
近江今津
近江今津駅は1974年7月20日に湖西線開通とともに開業した。JR発足後、2004年7月4日に改札とホームを結ぶエレベーターが設置された。2006年10月21日にICOCAなどICカードの利用が可能になった。
近江今津
駅構内はホーム2面6線で、2面4線に加えて副本線の外側に待避線が設けられている。
近江今津
ホーム有効長は20m級車両12両分あり、12両編成の新快速や特急サンダーバード停車に対応している。
近江今津
上下とも外側のホームが本線で、特急や当駅で増解結を行わない電車は2番線、5番線から発着する。
近江今津
増解結を行う新快速や当駅始発終着とする電車は3・4番線から発着する。
近江今津
京都方には検修庫があり、引上線が設置されている。敦賀方面からの電車の留置に使用されていたが、今は京都論方面からの電車の留置が多い。
近江今津
ホームから改札がある地上へはエレベーターが設置されている。
近江今津
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード専用の簡易式自動改札機が設置されている。自動券売機も設置されている。
近江今津
みどりの窓口が設置されているが、みどりの券売機の設置はない。
近江今津
改札近くには高島市の観光案内所も設置されている。
近江今津
改札外には待合室も設置されている。
近江今津
出口は2ヶ所で東西に出られる。西口からは路線バスが発着しており、若狭方面へ行く路線バスも発着している。
近江今津
JRバスが小浜方面へと走っているが、かつては鉄道の計画もあった。
近江今津
東口にもロータリーがあるが、路線バスの発着はない。
近江今津
駅前にはパークアンドライドに対応した駐車場が設置されている。
近江今津
高架下には駐輪場が整備されている。
| 近江今津 | 乗車 | |||
|---|---|---|---|---|
| 年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
| 2017年度 | 2,187 | 1,405 | 782 | 64.2% |
| 2007年度 | 2,567 | 1,685 | 882 | 65.6% |
| 対07年度比 | 85.2% | 83.4% | 88.6% | |
近江今津駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,187人で、うち定期利用者は1,405人となっている。定期比率は64.2％で、6割強が定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で14.8%減、定期利用者は16.6%減、定期外利用者は11.4%減となっている。
