【競合路線の中で西宮に唯一速達列車が停車しなかった】
JR神戸線西宮駅は兵庫県西宮市にある。長らく西ノ宮の表記だったが、市名や他社線の駅名称に合わせるべく2007年3月18日ダイヤ改正で西宮に変更された。快速停車駅だが、以前は朝夕に走る外側線快速のみが停車するという状態が続いていた。電車はデータイムに快速が毎時4本15分毎の運転。普通が毎時8本で、うち4本が東西線直通となっている。平日朝ラッシュ時上り8時台には快速が8本、普通が14本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には快速4本、普通8本が運転されている。西宮駅は1874年5月11日に大阪〜神戸間開通とともに開業した。1895年4月1日に東海道本線の駅となった。JR発足後の1997年2月16日に駅舎が改築され、エレベーター、エスカレーターが設置された。1998年3月14日ダイヤ改正では外側線走行の快速が全て当駅停車となった。2002年3月23日ダイヤ改正では平日朝夜の内側線走行の快速も停車するようになった。2003年12月1日ダイヤ改正で快速が終日停車するようになった。2007年3月18日ダイヤ改正で、駅名称が西ノ宮から西宮に変更された。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は快速停車に備えて20m級車両12両分ある。
外側線には上下とも待避線があり、貨物列車などが新快速などの高速列車を待避する。
駅は築堤の上にあり、ホームから改札がある地上へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。
改札は1ヶ所あり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。南北の自由通路があり、コインロッカーも設置されている。
出口は2ヶ所あり南出口がメインとなっている。
南出口側には大きなロータリーがあり、各方面への阪神バスの路線バスが乗り入れるほか、大阪空港、関西空港へのリムジンバスも発着している。
駅前には複合商業施設フレンテ西宮があり、駅周辺は賑やかである。南側には国道2号線が走っており、南西方向へ徒歩20分程の距離に阪神本線西宮駅がある。
北出口もロータリーが整備されている。
北出口からは阪急バスの路線バスが発着しており、南北で阪急と阪神の路線バスが分けられている。北出口からは北東方向へ徒歩20分程の距離に阪急西宮北口駅がある。
西宮 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 21,002 | 14,032 | 6,970 | 66.8% |
2007年度 | 20,196 | 12,804 | 7,392 | 63.4% |
対07年度比 | 104.0% | 109.6% | 94.3% |
西宮駅の2017年度1日あたりの乗車人員は21,002人で、うち定期利用者は14,032人となっている。定期比率は66.8%で、定期利用者は7割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で4.0%増、定期利用者は9.6%増、定期外利用者は5.7%減となっている。