【関西各駅探訪第1523回】近鉄生駒線信貴山下駅

信貴山下

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【東信貴鋼索線のケーブルカーが駅を見守る】

近鉄生駒線信貴山下駅は奈良県生駒郡三郷町にある。かつては東信貴鋼索線のケーブルカーと連絡していたが、今は信貴山へ向かう路線バスと連絡している。電車はデータイムに普通が3本運転されている。平日朝ラッシュ時生駒方面行き7時台に4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時王寺方面行き18時台には5本が運転されている。

信貴山下

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信貴山下駅は1922年(大正11年)5月16日に信貴生駒電気鉄道が王寺〜山下間開通ととまに山下駅として開業した。鋼索線(のちの東信貴鋼索線)も開業した。1925年(大正14年)11月5日に信貴生駒電気鉄道の路線が信貴生駒電鉄に譲渡され、同社の駅となった。1926年(大正15年)10月21日に信貴生駒電鉄鉄道線が元山上口駅まで延伸し、途中駅となった。1951年(昭和26年)9月10日に信貴山口駅に改称した。1956年(昭和31年)9月10日に信貴山下駅に改称した。1964年(昭和39年)10月1日に近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併した。近鉄生駒線・東信貴鋼索線の駅となった。1973年(昭和48年)6月以降、行違い設備が廃止された。1983年(昭和58年)9月1日に東信貴鋼索線が廃止された。1985年(昭和60年)9月22日に再び交換可能駅となった。2007年(平成19年)4月1日にPiTaPaなどICカードの利用が可能になった。

信貴山下

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駅構内は地上ホーム2面2線でホーム有効長は21m級車両4両分となっている。

信貴山下

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改札は生駒方面行きホーム側にあり、上下ホーム間には地下道が設置されている。下りホーム側にはバリアフリー用の入口が設置されている。

信貴山下

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改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

信貴山下

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改札付近にはかつての東信貴鋼索線のケーブルカーの部品などが展示されている。

信貴山下

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出口は1ヵ所で駅西側に出られる。

信貴山下

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駅前にはロータリーが整備されており、信貴山へ向かう路線バスなどが発着している。

信貴山下

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ロータリーの南側には東信貴鋼索線で活躍したケーブルカーが静態保存されている。

信貴山下 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 1,463 1,025 438 70.0%
2007年度 1,695 1,138 557 67.2%
対07年度比 86.3% 90.1% 78.8%  

信貴山下駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,463人で、うち定期利用者は1,025人となっている。定期比率は70.0%で定期利用者が7割を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で13.7%減、定期利用者は9.9%減、定期外利用者は21.2%減となっている。

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