【関西各駅探訪第566回】JR山陰本線日吉駅

日吉

【殿田商店街がかつての駅名を物語ってくれる】

JR山陰本線日吉駅は京都府南丹市にある。旧日吉町の中心駅で、特急列車も一部が停車する。日吉駅は1910年8月25日に国有鉄道京都線の綾部延伸時に殿田駅として開業した。1912年3月1日に京都線が山陰本線に編入され、同本線の駅となった。JR発足後、1996年3月16日ダイヤ改正で、直流電化が完成し、駅名も殿田から日吉へと変更された。

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駅構内はホーム1面2線の行き違い駅で、特急停車駅のためホーム有効長は20m級車両8両分ある。

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ホームから駅舎へは構内踏切を通ることになる。行き違い待ちが多い駅のため、下り列車から降りて駅舎へ向かう際は列車に注意する必要がある。

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改札は1ヵ所で、委託駅となっており、有人駅になっている。自動改札機などの設置はなく、ICカードの利用もできない。

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駅前には小さなロータリーがあり、南丹市営バスが発着している。

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駅前には殿田商店街があり、かつて殿田駅だった名残を感じることができる。

日吉駅の2016年度1日あたりの乗車人員は292人で、うち定期利用者は199人となっている。定期比率は68.2%で、7割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で22.1%減、定期利用者が31.3%減、定期外利用者は9.4%増となっている。

  

鉄道コム

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