【関西各駅探訪第882回】JR大和路線郡山駅

郡山

【金魚の町は自販機にも金魚がいる】

JR大和路線郡山駅は奈良県大和郡山市にある。王寺以遠各駅に停まる大和路快速、快速が停車する。かつて大和路線では王寺以遠で、法隆寺のみに停車する快速があったが、今は全て各駅に停まるため、当駅を通過する列車はない。西へ1㎞程の距離に近鉄郡山駅がある。大和郡山市の市役所などの公共施設は近鉄郡山駅近くにあり、郡山城跡などもあり、駅前は近鉄郡山付近の方が賑やかである。大和郡山市は金魚の産地として有名で、駅から少し走ると金魚を養殖する池が点在している。駅の自動販売機などにも金魚が描かれており、金魚の町をアピールしている。データイムは大和路快速が毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時下りJR難波方面へは、7時台に新大阪直通の直通快速が2本、大阪環状線直通の区間快速が5本、JR難波行きの快速が2本運転されている。平日夕方ラッシュ時上りは18時台、19時台に新大阪直通の直通快速が1本、大阪環状線直通の区間快速が4本、JR難波発の快速が2本運転されている。郡山駅は1890年12月27日に大阪鉄道の駅として開業した。1900年6月6日に関西鉄道の駅となった。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に線名が制定されて関西本線の駅となった。JR発足後の1997年2月28日に橋上駅舎化された。2014年2月13日にみどりの窓口の営業が終了。翌2月14日からみどりの券売機プラスが稼働を開始した。

郡山

郡山

駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は大和路快速の最大編成両数に合わせて20m級車両8両まで停車できる。

郡山

郡山

かつて中線があったため上下線の間は広くなっている。

郡山

郡山

ホームから改札がある橋上へはエレベータ、エスカレータが設置されており、バリアフリーに対応している。

郡山

改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

郡山

郡山

コンコースに置かれた自動販売機には金魚が描かれており、金魚の産地をアピールしている。

郡山

郡山

駅にはリニア新幹線を誘致する看板もある。

郡山

出口は2ヶ所で、西口と東口がある。西口にはロータリーがあり、大和郡山市のコミュニティバス元気城下町号が発着している。

郡山

郡山

近鉄橿原線近鉄郡山駅は西口から徒歩12分ほどの距離にあり、道中は商店街などがあり、大和郡山市の中心市街地になっている。

郡山

東口にもロータリーがあり、イオンモールやシャープなどへのバスや大和郡山市のコミュニティバス元気城下町号、元気治道号、元気平和号が発着している。

郡山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 5,151 3,221 1,930 62.5%
2006年度 5,094 3,324 1,770 65.3%
対06年度比 101.1% 96.9% 109.0%  

郡山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,151人で、うち定期利用者は3,221人となっている。定期比率は62.5%で、定期利用者が6割以上を占めている。大和小泉、法隆寺よりも利用者は少ない。10年前の2006年度と比較すると全体で1.1%増、定期利用者は3.1%減、定期外利用者は9.0%増となっており、定期外利用者が増加している。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました