福島
【JR2路線に川を渡れば京阪も走る隠れ交通の要衝】
阪神本線福島駅は大阪市北区にある。区間急行停車駅で、以前は急行も停車していた時期があったが、現在は通過に戻されている。JR東西線新福島駅に近く、同じ駅名となっているJR大阪環状線福島駅は北側に少し離れており、乗り換えはあまり便利ではない。地上駅時代はJR福島駅のすぐ近くにあったが、地下化により現在地に移転した。駅から南下して堂島川を渡ると京阪中之島線の中之島駅がある。こちらはかなり離れているが、乗り換えできない距離ではなく、駅周辺には多くの路線が乗り入れる形になっている。電車はデータイムに普通が毎時6本の運転で、平日朝ラッシュ時上り大阪梅田方面行き8時台には区間急行5本、普通5本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が6本運転されている。
福島付近地上線跡
福島駅は1905年(明治38年)4月12日に阪神本線の開業と同時に開業した。1945年(昭和20年) に戦時の戦況悪化により営業を休止した。1948年(昭和23年)10月26日に営業を再開した。同時に当駅の300m梅田寄りにあった出入橋駅を廃止した。1993年(平成5年)9月5日に地下化され、JR西日本福島駅から南へ100mの国道2号線地下に移転した。1999年(平成11年)4月11日ダイヤ改正で急行停車駅になった。2009年(平成21年)3月20日ダイヤ改正で、急行停車が取りやめとなり、代わって平日朝ラッシュ時に運転される区間急行の停車駅となった。
福島
駅構内は地下ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
福島
ホームから改札があるコンコースへはエレベータ、エスカレータが設置されている。
福島
改札は有人で2ヶ所設置されている。西改札がメインで、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
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東改札もICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。東改札は各線との乗り換えなどには不便で梅田寄りにはあるものの、飲食店なども少ないため利用は少ない。
福島
出口は3ヶ所で東改札に1ヶ所、西改札に2ヶ所ある。東改札側の出口は阪神福島駅ビルに繋がっている。国道2号線の北側にあり、出入橋交差点の西側にある。
福島
西改札の出口は2ヶ所で、国道2号線の北側に1ヶ所、南側に1ヶ所ある。北側の出口からはJR大阪環状線福島駅やホテル阪神大阪などに行くのに便利である。
福島
南側の出口はエレベータ、エスカレータが併設されている。
福島
南側出口からはJR東西線新福島駅、京阪中之島駅に行くには便利である。JR東西線とは地下では繋がっておらず、乗り換えるには一旦地上に出る必要があるが、JR東西線とは競合関係にあるので、乗り換え需要はあまりない。
福島
地上線時代にはJR大阪環状線福島駅に近い現在のホテル阪神付近に駅があった。
| 福島 | 乗車 | |||
|---|---|---|---|---|
| 年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
| 2018年度 | 4,986 | 2,331 | 2,655 | 46.8% |
| 2008年度 | 4,978 | 2,457 | 2,521 | 49.4% |
| 対08年度比 | 100.2% | 94.9% | 105.3% | |
福島駅の2018年度1日あたりの乗車人員は4,986人で、うち定期利用者は2,331人となっている。定期比率は46.8%で、定期利用者は50%を割っている。10年前の2008年度と比較すると全体で0.2%増、定期利用者は5.1%減、定期外利用者は5.3%増となっている。
