【駅舎も周辺の街も昔ながらの佇まいを残す】
南海高野線西天下茶屋駅は、通称汐見橋線内にあり、汐見橋~岸里玉出間をピストン運転する電車が行き来するだけの路線の中にある。都会の中のローカル駅そのもので、大阪市南西部の下町の中にある。汐見橋線は普通のみの運転で、ほぼ終日ベースで毎時2本30分毎の運転となっている。西天下茶屋駅は1915年9月18日に大阪高野鉄道の駅として開業した。1922年9月6日に南海鉄道の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となり、戦後の1947年6月1日に南海電気鉄道の駅となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両2両分以上あるが、電車は全て2両編成で運転されている。
ホームの上屋には古い線路が支柱に使用されており、ホームのベンチは古びた木製となっている。
改札は上下ホームそれぞれにある。無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機、ICカードチャージャーが設置されている。
下りホーム側の駅舎は洋風建築で、歴史を感じさせる建屋となっている。
上りホーム側の改札もICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
ホームから改札へはスロープになっており、バリアフリーにも対応している。
駅周辺は下町の風情で、小さな商店街などがあり、都会の中の長閑な風景が展開されている。
西天下茶屋 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 117 | 44 | 73 | 37.6% |
2007年度 | 143 | 64 | 79 | 44.8% |
対07年度比 | 81.8% | 68.8% | 92.4% |
西天下茶屋駅の2017年度1日あたりの乗車人員は117人で、うち定期利用者は44人となっている。定期比率は37.6%で、定期利用者は多くない。10年前の2007年度と比較すると全体で18.2%減、定期利用者は31.2%減、定期外利用者は7.6%減となっている。