【関西各駅探訪第816回】JR紀勢本線初島駅

初島

【初島地の島海水浴場への最寄駅】

JR紀勢本線(きのくに線)初島駅は、和歌山県有田市にある。普通のみが停車する駅で、国鉄末期には海水浴シーズンに特急が臨時停車したこともある。普通は終日に渡って毎時2本が運転されている。初島駅は1938年12月15日に紀勢西線下津〜箕島間に新設された。駅員無配置の簡易停車場として開業し、1942年1月15日に貨物の取り扱い開始とともに駅員が配置された。1959年7月15日に紀勢本線全通により、同本線の駅となった。1967年3月11日には下津までの複線化が完成した。1968年3月24日に箕島〜初島間が複線化された。1978年10月2日に新宮〜和歌山間の直流電化が完成した。2018年3月17日から無人化された。

初島

駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長はかつて特急が停車したこともあるため、9両分ほどある。実際に使用するのは20m級4両分だけである。

初島

出口は1ヵ所で、改札は無人化されており、自動改札機やICカードリーダーの設置はなく、ICカードの使用はできない。

初島

自動券売機は設置されており、切符の購入はできる。

初島

駅前には小さなロータリーがあるが、バス路線などの乗り入れはない。

初島

駅周辺には駐車場や駐輪場などがある以外は、住宅地があるだけである。

初島

駅の西側には工場地帯が広がっている。

初島 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 340 242 98 71.2%
2006年度 397 282 115 71.0%
対06年度比 85.6% 85.8% 85.2%  

初島駅の2016年度1日あたりの乗車人員は340人で、うち定期利用者は242人となっている。定期比率は71.2%で、7割以上の利用者が定期利用となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で14.4%減、定期利用者は14.2%減、定期外利用者は14.8%減となっており、減少傾向にある。

  

鉄道コム

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