【関西各駅探訪第797回】阪神本線住吉駅

住吉

【丸窓の瀟洒な造りの階段が特徴の古い高架駅】

阪神本線住吉駅は神戸市東灘区にある。直通特急停車駅の御影の一つ梅田寄りにあり、普通しか停車しない駅である。御影とは500mしか離れておらず、駅間距離が短い阪神本線でも一番短い区間となっている。JR神戸線の住吉駅は、北へ約1㎞程離れた距離にある。

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昼間時は普通が毎時6本10分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上りは7時台、8時台ともに毎時5本の運転。平日夕方ラッシュ時下りは18時台、19時台ともに毎時6本の運転となっている。神戸三宮方面へは御影で直通特急、特急と緩急接続するため便利だが、梅田方面へは西宮まで緩急接続しないので、所要時間が長くなる。住吉駅は1905年4月12日の阪神本線開通とともに開業した。1929年7月に高架化が完成した。

住吉

駅構内は高架ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両4両分となっている。

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ホームから改札がある地上へは階段のみのアクセスで、エレベーターやエスカレータの設置はなく、バリアフリーに対応していない。

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改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口は1ヶ所で、駅高架下に出られる。駅前は狭く、ロータリーなどはなく、バスの乗り入れはない。周辺は灘の酒どころで、酒造メーカの白鶴酒造や菊正宗酒造の本社がある。

住吉 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 1,555 762 792 49.0%
2006年度 1,332 597 734 44.9%
対06年度比 116.8% 127.6% 107.9%  

住吉駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,555人で、うち定期利用者は762人となっている。定期比率は49.0%で、定期利用者が5割を切っている。阪神本線の中では一番乗車人員が少ない駅になっている。10年前の2006年度と比較すると全体で16.8%増、定期利用者は27.6%増、定期外利用者は7.9%増となっており、増加傾向にある。

  

鉄道コム

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