【関西各駅探訪第795回】南海本線みさき公園駅

みさき公園

【関西で残った数少ない遊園地みさき公園への玄関口】

南海本線みさき公園駅は大阪府泉南郡岬町にある。南海本線と多奈川線が発着する駅で、特急停車駅となっている。南海が運営する遊園地みさき公園への最寄駅である。南海本線は昼間時特急サザンが毎時2本、普通が毎時4本運転されている。多奈川線は毎時2本の運転となっている。平日朝ラッシュ時上りは7時台に特急サザンが2本、急行が4本、普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは18時台に特急サザン2本、急行3本、区間急行1本、普通2本が運転されている。

みさき公園

みさき公園駅は1938年7月23日に南淡輪駅として開業した。開業当初は大阪ゴルフクラブへの最寄駅となっていた。1944年5月31日に多奈川線が開業し、駅が移転した。多奈川線開業前には、本線に深日駅があったが、同線の開業により、廃駅となった。1957年1月1日にみさき公園駅に改称された。みさき公園の遊園地や動物園は同年の4月1日に開園した。1994年9月4日ダイヤ改正で特急停車駅となった。

みさき公園

駅構内はホーム2面5線で、南海本線ホームの2面4線に加えて、多奈川線折り返し用の切り欠きホームが上りホーム3・5番線側にある。

みさき公園

多奈川線電車は切り欠きホームの4番線からの発着は少なく、5番線からの発着がほとんどとなっている。

みさき公園

南海本線普通で当駅折り返し電車は1番線で折り返す。ホーム有効長は1・2・3・5番線が21m級車両8両分ある。4番線は21m級車両2両分ぐらいしかない。

みさき公園

上下ホームは地下道で結ばれており、ホームから地下道へはエスカレーターが設置されている。

みさき公園

上下ホーム間とみさき公園口改札口の間にエレベータが設置されている。

みさき公園

改札は2ヶ所あり、みさき公園口がメインとなる。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

みさき公園

みさき公園へは東口からのアクセスが便利だ。駅の北側にみさき公園の遊園地や動物園がある。その西側には大阪ゴルフクラブがある。

みさき公園

東口は府道752号線沿いにある。南側の丘陵地には住宅地が広がっている。

みさき公園 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 2,569 1,757 812 68.4%
2006年度 3,126 2,100 1,026 67.2%
対06年度比 82.2% 83.7% 79.1%  

みさき公園駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,569人で、うち定期利用者は1,757人となっている。定期比率は68.4%で、意外に定期利用者が多い。10年前の2006年度と比較すると全体で17.8%減、定期利用者は16.3%減、定期外利用者は20.9%減となっており、定期外利用者のの落ち込みが大きい。

  

鉄道コム

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