【ダイヤ変更により区間準急、普通の折り返し駅となった】
近鉄大阪線大和朝倉駅は奈良県桜井市にある。2018年3月17日のダイヤ変更で急行停車駅になった。利用者が増えたやけではなく、ダイヤ集約のため、桜井から榊原温泉口まで急行が各駅停車となっただけである。駅は山間部への入口にあり、高台にあるため、北側は視界が開けていて長閑な景色が展開されている。昼間時には急行が毎時3本停車し、当駅折り返しの区間準急が毎時2本、榛原行きが毎時1本運転されている。平日朝ラッシュ時上りは7時台に準急3本、普通2本が運転。8時台に急行3本、区間準急4本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは18時台に急行3本、準急3本、普通1本が運転され、19時台は準急4本の運転となる。
大和朝倉駅は1944年11月3日に桜井〜長谷寺間に新設された後発の駅である。1996年3月15日に待避線が設置された。2018年3月17日ダイヤ変更で、急行停車駅となり、当駅始発終着となる準急、区間準急、普通も設定された。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両6両分となっている。
桜井方に上下渡り線があり、当駅折り返し電車は下り1番線に入線する。
駅舎は橋上駅舎で、ホームから改札階へはエレベーターも設置されている。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。
ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。特急券や定期券の販売窓口はない。
出口は2ヶ所で、南口にはロータリーがある。南口には桜井市のコミュニティバスが乗り入れている。
南口は丘陵地に近鉄朝倉台住宅地がある。
北口は北側に大和川が流れているため、駅周辺は狭く、田畑が広がり民家が数軒あるのみだ。大和川を渡ると大きな集落があり、その向こうには国道165号のバイパスも走っている。
大和朝倉 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 1,146 | 848 | 299 | 74.0% |
2006年度 | 1,504 | 1,172 | 332 | 77.9% |
対06年度比 | 76.2% | 72.3% | 90.0% |
大和朝倉駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,146人で、うち定期利用者は848人となっている。定期比率は74.0%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で23.8%減、定期利用者は27.7%減、定期外利用者は10.0%減となっており、いずれも大幅に減少している。