【関西各駅探訪第865回】神戸市営地下鉄西神山手線名谷駅

名谷

【神戸市地下鉄発祥の地とも言える車庫を抱える駅】

神戸市営地下鉄西神山手線名谷駅は神戸市西区にある。神戸市営地下鉄が開業した時の終点で、当時は新長田~当駅間のみの路線だった。車庫が併設されており、路線延伸後も、西神山手線のキーステーションとして君臨している。乗車人員は三宮に次いで多い。電車はデータイムは毎時8本の運転、平日朝ラッシュ時三宮方面行き7時台には17本が運転されている。平日夕方ラッシュ時西神中央方面行き18時台には11本が運転されている。

名谷

名谷駅は1977年3月13日に西神線新長田~当駅間開通とともに開業した。1985年6月18日に学園都市までの延伸が完成し、当駅は2面4線となった。1993年7月9日に快速の運転が開始され、快速停車駅となった。1995年7月21日に阪神淡路大震災後に休止していた快速が正式に廃止となった。

名谷

駅構内はホーム2面4線で、駅は掘割構造の中にある。ホーム有効長は18m級車両6両分ある。ホームは8両分あり、編成延長にも備えられている。

名谷

駅の新長田側ではトンネルの坑口がある。

名谷

西神中央方には名谷車庫があり、内側の2線は車庫へ向かう線路になっており、外側の下り本線は入庫線を跨ぐため高架線になっている。

名谷

駅の西側には名谷車庫があり、西神山手線の電車が休む姿が見られる。

名谷

ホームから改札がある橋上へはエレベータ、エスカレータが設置されている。

名谷

エスカレータは上下とも設置されている。

名谷

改札は1ヵ所で橋上駅舎にあり、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。

名谷

駅舎内にはコンビニやATMなどがあり、駅舎の2階には店舗が入居しており、周辺のパティオなどと繋がる駅ビルになっている。

名谷

出口は2ヶ所あり、南北に出られる。南口には名谷駅前広場があり、パティオや大丸などがあるショッピング街になっている。

名谷

西口は丘陵地の上にあるため、駅からそのままのレベルで駅前広場やショッピングセンターに出られる。

名谷

駅の西側は人口地盤になっており、ロータリーがあり、神戸市営バスの路線バスが発着している。

名谷

名谷は神戸市バスの拠点にもなっており、駅前のロータリーから西側にバス乗り場が方面別にずらりと並んでおり、数多く並ぶバスの姿を見ると壮観である。

名谷

駅の北側にはバスの駐機場があり、待機しているバスが各方面に向けて駅前の停留所から出ていく。

名谷

北口の地上側にもロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。

名谷

名谷駅北口。中に入ると店舗などがあり、その向こうに切符売り場や改札がある。

名谷

駅北側の陸橋から名谷駅前ロータリーを望む。向かいのパティオの前までバス停が並んでいることを考えると、規模の大きさがよくわかる。

名谷 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 26,389 15,279 11,110 57.9%
2007年度 30,362 16,219 14,142 53.4%
対07年度比 86.9% 94.2% 78.6%  

名谷駅の2017年度1日あたりの乗車人員は26,389人で、うち定期利用者は15,279人となっている。定期比率は57.9%で、6割弱が定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で13.1%減、定期利用者は5.8%減、定期外利用者は21.4%減となっており、減少傾向にある。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました