【駅周辺には古代ロマンを感じさせる斎宮跡が広がる】
近鉄山田線斎宮駅は三重県多気郡明和町にある。斎宮は、伊勢神宮の祭祀を行うために皇室から斎宮が執務した場所で、その跡地は現在史跡公園になっており、歴史資料館などがある。普通のみが停車する駅で、山田線は普通よりも特急や急行の運転が多いため、通過列車の方がはるかに多い。電車は昼間時に毎時2本概ね30分毎の運転。平日朝ラッシュ時は3~4本の運転。平日夕方ラッシュ時も毎時3~4本の運転となっている。斎宮駅は1930年3月27日に参宮急行電鉄の駅として開業した。1941年3月15日に参宮急行と大阪電気軌道が合併し関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に戦時統合により近畿日本鉄道が発足し同社の駅となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。
上下ホーム間には構内踏切が設置されている。
改札は2ヶ所あり、いずれも無人化されている。自動改札の設置はなく、ICカードリーダーが設置されている。
史跡公園口は2015年3月19日に開設された新しい出口で、斎宮の史跡公園の玄関口になっている。
駅北側には広大な斎宮の跡地に史跡公園が広がっている。
南口にはICカードリーダーのほかに自動券売機も設置されており、切符を購入することができる。
南口は従来からある出口で、駅前に明和タクシーがあり、タクシーの乗り入れはある。
斎宮 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 840 | 661 | 178 | 78.8% |
2006年度 | 937 | 695 | 241 | 74.2% |
対06年度比 | 89.7% | 95.1% | 73.9% |
斎宮駅の2016年度1日あたりの乗車人員は840人で、うち定期利用者は661人となっている。定期比率は78.8%で、定期利用者が8割近くを占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.3%減、定期利用者は4.9%減、定期外利用者は26.1%減となっており、定期外利用者の落ち込みが大きい。