【関西各駅探訪第787回】南海高野線木津川駅

木津川

【かつては貨物輸送の拠点だったことを物語る広い構内】

南海高野線木津川駅は大阪市西成区にある。南海高野線の汐見橋線と呼ばれる中にある駅で、都会の中のローカル線の様相を呈したところにある。木津川駅はかつては貨物輸送も取り扱っていたため、貨物側線跡も残っている。

木津川

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電車は終日毎時2本の運転となっている。木津川駅は1900年9月3日高野鉄道の道頓堀~大小路間開通とともに開業した。1907年11月15日に会社合併により高野登山鉄道の駅となった。1915年4月30日に社名変更により大阪高野鉄道の駅となり、1922年9月6日に会社合併により南海鉄道の駅となった。

木津川

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駅構内はホーム1面2線で、かつての貨物側線が2本あるが、今は使われていない。

木津川

ホームから駅舎へは構内踏切を渡ってのアクセスとなる。

木津川

改札は1ヵ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

木津川

出口も1ヵ所で、駅周辺はプラント工場があるが、それ以外は何もなく、殺風景な景色が広がるだけである。

木津川 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 57 25 32 43.9%
2006年度 49 24 25 49.0%
対06年度比 116.3% 104.2% 128.0%  

木津川駅の2016年度1日あたりの乗車人員は57人で、うち定期利用者は25人となっている。定期比率は43.9%で、定期利用者は半分を割っている。汐見橋線内の各駅は乗車人員が三桁になっているが、当駅だけは二桁台の数字となっており、南海全体で見ても利用者は少ない方に挙げられる。10年前の2006年度と比較すると全体で16.3%増、定期利用者は4.2%増、定期外利用者は28.0%増となっている。

  

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