【関西各駅探訪第461回】近鉄大阪線西青山駅

西青山

【通過する特急は百花繚乱!近鉄大阪線の秘境駅】

近鉄大阪線西青山駅は三重県伊賀市にある。新青山トンネルの西側にあり、青山峠をトンネルで抜けると東青山がある。東青山も駅周辺は小綺麗にされているが、秘境駅と言えるが、西青山は東青山以上に秘境駅の風情がある。1930年12月20日に参宮急行電鉄の駅として開業した。1941年3月15日に関西急行鉄道、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1967年10月19日には当駅から三軒家信号所までが複線化された。1975年11月23日に新青山が開通し、榊原温泉口付近にある垣内東信号所まで複線化された。2012年3月20日ダイヤ変更から快速急行が通過となった。

西青山

ホーム2面2線の高架駅で、急行が停車するためホーム有効長は6両編成分ある。

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改札はなく、高架下にICカードリーダーと集札箱が設置されているだけである。自動券売機はなく、切符は車内精算することになる。

西青山

急行はツーマン運転だが、名張以東で運転される2両編成の普通電車はワンマン運転を行う。

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コンクリートむき出しの駅舎はある意味山間の秘境駅には似合わない造りだが、駅周辺は山深く、とてもこんなコンクリート造りの駅があるとは想像できないような場所である。

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駅周辺は青山高原の森林が広がっており、近くを国道165号線が走るため、交通量はそこそこあるが、ひと気はほとんどない。

 

西青山駅の2016年度1日あたりの乗車人員は30人で、うち定期利用者は1人となっている。定期比率は3.3%で、ほとんどが定期外利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で132.8%増、定期利用者は横ばい。定期外利用者は140.5%増となっている。特に周辺状況が変わったわけではないので、この10年での伸びは、秘境駅ブームにより、当駅を訪問する鉄道ファンなどが増えた結果と思われる。

  

鉄道コム

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