【駅上空を航空機が行き交う大阪空港至近の駅】
JR宝塚線北伊丹駅は兵庫県伊丹市にある。普通のみが停車する駅で、通過列車も多い。大阪空港に近く駅上空を航空機が飛び交うため航空機の騒音で列車の走行音が聞き取れない可能性もあるため、ホームの点字ブロックの内側にいるよう注意書きがあちこちにある。電車はデータイムに普通が毎時4本の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台に普通が6本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が4本運転されている。
北伊丹駅は1944年(昭和19年)4月1日に国鉄福知山線の伊丹〜池田(現在の川西池田)間に、旅客駅として新設開業した。1966年(昭和41年)9月1日 に専用線発着の車扱貨物の取り扱いを開始。一般駅となった。ダイハツ工業の専用線が接続し、同社所有車運車クム2000形(私有貨車)30両の常備駅が川西池田駅から当駅に変更された。この年に南口駅舎が改築された。1978年(昭和53年)10月1日にダイハツ工業専用線が廃止された。1979年(昭和54年)7月1日に周辺4駅の貨物の取り扱いを当駅に集約し、車扱貨物の取り扱いを開始。1986年(昭和61年)11月1日に貨物の取り扱いが全廃され、旅客駅に戻った。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。2003年(平成15年)11月1日からICOCAなどICカードの利用が可能となった。2007年(平成19年)3月13日に南口にエレベーターを新設。2011年(平成23年)3月8日にJR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。2014年(平成26年)4月1日から北口のみ朝夕を除き無人化された。2016年(平成28年)7月21日にみどりの窓口の営業が終了し、翌7月22日からみどりの券売機プラスの利用が開始された。2018年(平成30年)3月17日から駅ナンバリングが導入された。
駅構内は地上ホーム1面2線でホーム有効長は20m級車両8両分ある。
ホームはさらに長く客車列車時代の低床ホームも入れるとかなり長い。
ホームには大阪空港を発着する航空機の騒音があるため黄色い線の内側にいるよう注意表示がある。
下り線の西側には引上げ線が2線あり、夜間や昼間にも電車の留置がある。
改札は2ヶ所で、南改札が有人改札となっている。
ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
南改札へはホームからエレベーターが設置されている。
南口にはロータリーがあるが、路線バスの乗り入れはない。
駅の南側に駐輪場が整備されている。
北改札は無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
北口も南口も西側にのみ出られる。
北口の西側には兵庫県立西猪名公園がある。
北側には駐輪場も整備されている。
北伊丹 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 5,633 | 4,223 | 1,410 | 75.0% |
2008年度 | 4,977 | 3,670 | 1,307 | 73.7% |
対08年度比 | 113.2% | 115.1% | 107.9% |
北伊丹駅の2018年度1日あたりの乗車人員は5,633人で、うち定期利用者は4,223人となっている。定期比率は75.0%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で13.2%増、定期利用者は15.1%増、定期外利用者は7.9%増となっている。