【関西各駅探訪第304回~阪神本線・武庫川線武庫川駅~】

【尼崎と西宮に跨る川の上の急行停車駅】

武庫川

武庫川

阪神本線、阪神武庫川線武庫川駅は兵庫県尼崎市と西宮市に跨って設置されている。ホームは両市を分ける武庫川の上にあり、東改札は尼崎市、西改札は西宮市にあり、武庫川線ホームは西宮市にある。一部の時間帯を除き快速急行が停車し、急行、区間急行が停車する。武庫川線は当駅と武庫川団地前間をピストン運転している。

武庫川

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武庫川駅は対向式ホーム2面2線で、高架ではないが川の上にホームがある。近鉄車による快速急行が停車するため、21m級6両が停車できるだけのホーム有効長がある。

武庫川

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改札は3ヶ所あり、東改札は上下ホーム個別にある。東改札側は尼崎市になっており、武庫川線との乗り換えはできない。

武庫川

武庫川

阪神電車下り鉄橋の隣には歩道が設けられており、改札外でも武庫川を渡ることができる。

武庫川

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東口は南側にある下り線の改札と北側にある上り線の改札に分かれている。

武庫川

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武庫川駅東口の上り梅田方面行き改札。

武庫川

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スロープが設けられ、バリアフリーに対応している。

武庫川

武庫川

武庫川河川敷から見た武庫川駅。先に紹介した香櫨園といい、武庫川といい、さらには芦屋も含めて川の上に設置されている駅が阪神本線には多い。

武庫川

武庫川

西改札は西宮市にあり、武庫川線はこちらから乗車するのが便利である。

武庫川

本線と武庫川線ホームの間には中間改札が設置されている。これは東鳴尾、洲先の2駅に自動改札機がないため、ここでチェックしているためである。

武庫川

武庫川

特徴的な屋根を持つ武庫川駅西口の駅舎。こちらは西宮市になっており、兵庫医科大などに近い。

武庫川

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武庫川線ホームは1面2線で、ホーム有効長は2両分だけとなっている。

武庫川

武庫川

武庫川駅から北側にも線路が延びており、本線への短絡線とデルタ線を形成している。

武庫川

武庫川

本線から武庫川線への短絡線は上り本線から分岐している。本線下り線とは繋がっておらず、武庫川線電車は、尼崎車庫への入出庫時は一旦甲子園まで行き折り返しを行なっている。

武庫川

武庫川

短絡線は急カーブして武庫川駅からの線路と合流して引き上げ線になる。

武庫川大橋付近

以前は武庫川から先、武庫川大橋まで路線が延びていたが、戦後に営業休止となり、1985年4月14日に正式に廃止になった。

武庫川駅の2015年度1日あたりの乗車人員は14,504人で、うち定期利用者は7,238人となっている。定期比率は49.9%で、50%を割っており、定期比率は低い。10年前の2005年度と比べると全体で15.3%の増加、定期利用者が15.1%、定期外利用者が15.5%増加しており、全般的に増加傾向にある。

  

鉄道コム

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