【関西各駅探訪第312回】~阪急京都本線西院駅~

【京都の新結節点!京福はさい!阪急はさいいん】

西院

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阪急京都本線西院駅は京都市右京区にある。1928年11月1日に新京阪鉄道の終点京都西院として開業した。1931年3月31日に京阪京都(現大宮)延伸とともに地下化され、西院に改称された。地下化当時はホーム有効長が最大7両分しかなく、特急や急行が8両編成化された時にはドアカットを行っていた。現在は下り梅田方面行きは10両編成対応になっており、上下とも8両以上が停車可能となっている。通勤特急、快速急行、快速、準急が停車するが、データイムを中心に運転される特急は通過する。

西院

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西院駅は地下ホーム2面2線で、阪急京都線の京都市内地下線の坑口からすぐのところに駅があり、駅構内はカーブしており、見通しはあまりよくない。

西院

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戦前に開業した古い地下駅のため、ホームから改札へは迷路のような階段になっており、エレベータやエスカレータの設置もない。

西院

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改札は長らく1ヵ所だけだったが、2017年3月25日に北改札、南改札が開業して改札は3ヶ所になった。西改札が従来からあるメインの改札で、有人改札で、ICカード対応の自動改札機が設置されている。

西院

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北改札は上り河原町方面ホームと同じレベルにあり、ICカード対応の自動改札機が設置されている。無人化されており、地上まではエレベータも設置されている。

西院

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南改札は下り梅田方面ホーム側にあり、改札は地上にある。改札は河原町方のかなり東の方にあり、8両編成でも電車は梅田方に停まるため、地下道から電車までの距離が結構ある。北改札と同じくICカード対応の自動改札機が設置されており、無人化されている。

西院

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南改札は嵐電西院駅の上り四条大宮行き方面ホームと連絡しており、北改札は嵐電下り嵐山方面ホームと連絡している。

西院

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出口は改札と同じく3ヶ所になっており、西改札は西大路四条の交差点の南西側にある。駅周辺は店舗が建ち並んでおり、駐輪スペースなどはあるが、基本的には駅周辺は狭い。西出口付近にはバス停もあり、各方面へバス路線が運行されている。

西院

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南出口は先述した通り、嵐電上りホームと連絡している。

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北出口は嵐電下りホームと連絡しており、四条通の北側にある。

西院駅の2015年度1日あたりの乗車人員は21,899人で、うち定期利用者は11,408人となっている。定期比率は52.1%で、定期比率はあまり高くない。観光客の利用なども多いものと思われるが、ICカードへの移行なども定期比率が低い要因と言える。10年前の2005年度と比べると全体で3.1%増加、定期利用者は0.3%増、定期外利用者は6.2%増となっており、微増といったところである。2001年3月24日ダイヤ改正では停車駅の大幅な変更により、データイムの西院駅では各駅に停車する準急のみが停車となったが、その影響で利用者が減少したということはないようだ。

  

鉄道コム

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