【阪和興業により開発された泉ヶ丘住宅地がある】
JR阪和線東佐野駅は大阪府泉佐野市にある。熊取の一つ天王寺寄りにあり、各駅に停車する区間快速と普通が停車する。電車はデータイムに区間快速が毎時4本の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台には普通が8本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が5本運転されている。東佐野駅は1939年1月9日に阪和電気鉄道和泉橋本〜熊取間に泉ヶ丘駅として新設開業した。同社の子会社阪和興業が開発した泉ヶ丘住宅地の最寄駅として設置された。1940年12月1日に阪和電気鉄道が南海鉄道に合併され、同社の山手線の駅となった。1944年5月1日に戦時買収により国鉄阪和線の駅となった。同時に東佐野駅に改称された。JR発足後2003年11月1日からICカードの利用が可能になった。
駅構内は地上ホーム2面2線でホーム有効長は20m級車両6両分となっている。
上下ホーム間には陸橋が設置されている。エレベーターの設置はなく、バリアフリーには対応していない。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の簡易式の自動改札機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で、駅東側に出られる。阪和電気鉄道時代を彷彿させる三角屋根の駅舎が特徴となっている。
駅前には小さなロータリーがあり、泉佐野市のコミュニティバスが乗り入れている。
東佐野 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 1,325 | 940 | 385 | 70.9% |
2008年度 | 1,249 | 846 | 403 | 67.7% |
対08年度比 | 106.1% | 111.1% | 95.5% |
東佐野駅の2018年度1日あたりの乗車人員は1,325人で、うち定期利用者は940人となっている。定期比率は70.9%で、定期利用者は7割以上を占めている。山中渓、紀伊中ノ島、長滝に次いで阪和線では乗車人員が少ない。10年前の2008年度と比較すると全体で6.1%増、定期利用者は11.1%増、定期外利用者は4.5%減となっている。