【びわこの玄関口で県都なのに特急ひだは通過!】
JR琵琶湖線大津駅は滋賀県大津市にある。新快速停車駅で、通勤時間帯に運転されてる関空特急はるか、特急びわこエクスプレスも停車する。特急ひだは通過しており、以前運転されていた特急しなのも通過していた。県庁所在地の駅ではあるが、長らく優等列車の停車は急行きたぐにのみという時代もあったぐらいで、県を代表する駅としては寂しかった。近年は駅周辺の再開発なども進み、高層住宅などもできてかなり発展してきているが、それでも京阪のびわこ浜大津やJR湖西線の大津京と比べると駅の賑やかさには欠けるところがある。
電車はデータイムに新快速が毎時3本、普通が毎時4本運転されている。新快速は毎時1本湖西線直通となるため、毎時3本の運転となっており、30分間隔が開くところがある。平日朝ラッシュ時下り大阪方面7時台には関空特急はるか1本、新快速6本、普通7本が運転されている。平日夕方ラッシュ時上り19時台には新快速が6本、普通が5本運転されている。普通のうち1本は京都発の草津線直通となっている。
大津駅は1880年7月15日に官設鉄道大谷~馬場~大津間の開通とともにとして開業した。開業時は現在の浜大津近くに駅があった。1913年6月1日に馬場駅を大津駅、大津駅を浜大津駅と改称した。1921年8月1日に大津駅を馬場駅に改称した。馬場から京都までの東海道本線のルート変更により、新ルート上の現在位置に大津駅が開業した。1970年3月9日に草津~京都間の複々線化が完成した。JR発足後、2000年3月24日に南口が開設され、自動改札機が導入された。2003年11月1日からはICOCAなどICカードの利用が可能になった。2016年10月1日に駅ナカ商業施設ビエラ大津が開業した。
駅構内はホーム2面4線で、地上ホームだが、北側の地形が下がった形になっており、高架駅のような様相になっている。ホーム有効長は20m級車両12両分ある。
ホームの京都方には北緯35度線のモニュメントが設置されている。
上下ホーム間には地下連絡通路が設置されており、エレベータも設置されている。
改札は2ヶ所で北口と南口に1ヶ所ずつある。北口改札がメインで、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精選機、自動券売機が設置されている。びわこ口改札とも言われている。
北改札付近にはみどりの窓口も設置されており、みどりの券売機も設置されている。
南口は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精選機、自動券売機が設置されている。
南口改札は地下になっており、地上へはエレベータも設置されている。ホテルテトラ大津に地下道で繋がっている。
北口がメインでロータリーが設置されており、近江鉄道バス、京阪バス、江若交通の路線バスが乗り入れ、夜行バスの乗り入れもある。
北口は再開発により商業施設ビエラ大津などが開業し、以前よりも賑やかになっている。とはいえ、駅周辺は浜大津周辺の方が賑やかで、住宅地や官庁街になっている。
大津駅観光案内所も併設されており、レンタサイクルなども取り扱っている。
南口は高台を国道8号線が走っており、狭隘な土地に高層住宅やホテルが建てられている。南口には駐車場が整備されている。
大津 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 17,290 | 12,026 | 5,264 | 69.6% |
2008年度 | 17,729 | 11,944 | 5,784 | 67.4% |
対08年度比 | 97.5% | 100.7% | 91.0% |
大津駅の2018年度1日あたりの乗車人員は17,290人で、うち定期利用者は12,026人となっている。定期比率は69.6%で、定期り利用者が7割近くを占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で2.5%減、定期利用者は0.7%増、定期外利用者は9.0%減となっている。