【かつては工場地帯だったが、今はすっかり住宅地となった】
阪神なんば線福駅は大阪市西淀川区にある。淀川の西岸にあり、当駅を出ると淀川を渡り大阪市此花区に入る。電車は普通のみが停車し、阪神なんば線内各駅に停まる準急も停車する。電車はデータイム毎時6本の運転で、半数が区間準急となっている。平日朝ラッシュ時大阪難波方面行き8時台には普通が5本運転されている。平日夕方ラッシュ時尼崎方面行き18時台には普通が6本運転されている。福駅は1924年1月20日に阪神伝法線大物~伝法間開通とともに開業した。2009年3月20日の阪神なんば線延伸開業により近鉄との直通運転が開始され、ホームが21m級車両6両分に延伸された。
駅構内は地上ホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。近い将来高架化される計画で、淀川鉄橋も架け替えられる予定になっている。
改札は上下ホーム個別に設置されている。
有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
バリアフリーに対応するためスロープが設置されている。
出口は2ヶ所で上下ホームにそれぞれ出口がある。
東口は昔ながらの商店や飲食店が並んでおり、駅周辺の道路はそれほど広くない。駅前には駐輪場が整備されている。
西口は近年再開発されて千船病院が移転して、スーパーなどが開業して駅周辺も整備された。
駅南側を走る姫島通と西側を走る43号線上に大阪シティバスのバス停がある。
福 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 6,355 | 3,523 | 2,832 | 55.4% |
2008年度 | 4,036 | 2,399 | 1,637 | 59.4% |
対08年度比 | 157.5% | 146.9% | 173.0% |
福駅の2018年度1日あたりの乗車人員は6,355人で、うち定期利用者は3,523人となっている。定期比率は55.4%で、定期利用者が6割弱を占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で57.5%増、定期利用者が46.9%増、定期外利用者が73.0%増となっており大幅に増加している。2009年に開業した阪神なんば線の開業効果が大きかったと言える。