関西各駅探訪第62回~JR大阪環状線芦原橋駅~

芦原橋

芦原橋

【和太鼓が鳴り響く町を行く】

JR大阪環状線芦原橋駅は、大阪市西成区にあり、大阪環状線では南西部に位置する駅である。近くを南海高野線が走り、芦原町駅があるが、連絡運輸は行っておらず、単独駅となっている。関空紀州路快速、大和路快速は通過し、区間快速と環状運転の普通が停車する。

芦原橋駅は1966年(昭和41年)4月1日に国鉄大阪環状線大正〜新今宮間に新設開業した。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となった。2003年(平成15年)11月1日からICOCA などICカードの利用が可能となった。2015年(平成27年)3月22日から発車メロディを導入し、芦原橋太鼓集団「怒」の楽曲「祭」が採用された。2018年(平成30年)3月17日から駅ナンバリングが導入された。

芦原橋

芦原橋

駅は高架駅で、駅舎は地上にある。ホーム2面2線でホーム有効長は大阪環状線標準の8両である。

芦原橋

芦原橋

駅北側は新なにわ筋、あみだ池筋、なにわ筋の3本の幹線道路が重なる交差点になっている。道路交通はにぎやかだが、人通りはあまり多くない。

芦原橋

芦原橋

駅南側は新なにわ筋が通っており、大阪市バスのバス停がある。

芦原橋

芦原橋

バス停のベンチは太鼓をモチーフにしている。付近では太鼓が地場産業のため、あちこちに太鼓の画がある。

芦原町

芦原町

南海高野線芦原町は徒歩5分ほどの距離にある。乗り換えの便がどうこうというよりも南海の利用者が少ないので、ほとんど乗り換える客はいないに等しい。


2013年度の乗車人員は、1日あたり5,455人で、うち定期利用者が3,896人で、定期比率は70%を越えている。10年前の2003年度には、1日あたり6,611人の利用があり、うち定期利用者は4,320人だった。総数、定期利用ともに10年前に比べ、減少している。とりわけ定期外利用が30%強減少しており、定期利用も10%弱減少している。大阪環状線各駅の中では、今宮の次に利用者数が少ない。

芦原橋

データイムダイヤは、15分毎に環状運転の普通が停まるのみとなっている。15分に1回しか乗車チャンスがないのは、大阪環状線では、当駅と野田、今宮のみである。野田は桜島線直通が走る時間帯があり、今宮は大和路線普通も停まるので、芦原橋は、乗車チャンスが一番少ない駅と言える。朝ラッシュ時間帯は、大和路線直通の区間快速、阪和線直通の直通快速も停車する。7時台の外回りは16本、8時台は17本、内回りが7時台12本、8時台13本が停車する。内回りは、阪和線直通の直通快速の運転がないため、停車本数が若干少ない。夕方ラッシュ時は、大和路線直通の区間快速が停車し、内回りは18時台、19時台に各8本が停車する。外回りも同様に18時台、19時台ともに8本が停車する。最終電車は、外回りが芦原橋発0時05分の京橋行きで、内回りは、芦原橋発0時23分の天王寺行きとなっている。内回り最終の大阪発時刻は0時09分である。

  

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