【特急も停車する大淀町の中心駅】
近鉄吉野線下市口駅は奈良県吉野郡大淀町にある。特急停車駅で、以前は当駅始発終着となる電車も運転されていた。大淀町役場は北へ少し離れたところにあるが、駅周辺は町の中心部になっており、大淀町の中心駅の役割を担っている。電車はデータイム特急が毎時1本、急行が毎時2本運転されており、土休日には特急が毎時2本の運転となる。平日朝ラッシュ時上り橿原神宮前方面行き6時台には特急1本、急行3本、普通1本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には特急2本、急行2本、普通1本が運転されている。下市口駅は1925年10月25日に吉野軽便鉄道の吉野口~吉野間開通とともに開業した。1913年5月31日に社名変更により吉野鉄道の駅となった。1929年8月1日に大阪電気軌道に合併され、同社の吉野線の駅となった。1941年3月15日に会社合併により関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。2007年4月1日にICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム2面3線で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。
下り吉野方面行きホームが島式ホームになっており、上り橿原神宮前方面行きホームが単面式ホームとなっている。
上下ホーム間には構内踏切があり、駅舎は上り3番線側にある。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口も1ヵ所で駅南側に出られる。改札は吉野寄りにある。
駅前にはロータリーがあり、奈良交通の路線バスが発着している。
駅前には商店街がある。
下市口 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 1,597 | 1,227 | 370 | 76.8% |
2006年度 | 2,108 | 1,608 | 499 | 76.3% |
対06年度比 | 75.8% | 76.3% | 74.0% |
下市口駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,597人で、うち定期利用者は1,227人となっている。定期比率は76.8%で、8割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で24.2%減、定期利用者は23.7%減、定期外利用者は26.0%減となっている。