【関西各駅探訪第479回】阪神本線岩屋駅

岩屋

【美術の街のおかげで駅もオシャレに生まれ変わった】

阪神本線岩屋駅は神戸市灘区にある。阪神淡路大震災後にHAT神戸ができて、一時は快速急行停車駅となっていたが、2009年3月20日の阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正で、快速急行は通過となり、以降普通のみが停車する駅となった。岩屋駅は1905年4月12日の阪神本線開通と同時に開業した。1933年6月17日に当駅から元町までの地下化が完成した。2001年6月22日には駅改良が行われ、ホーム1面2線から2面2線に拡張された。2011年3月15日には兵庫県立美術館前の副駅名が付けられるようになった。

岩屋

ホーム2面2線で、当初島式ホームだったため、島式ホームに、上り梅田方面行きホームが増設されてイレギュラーな配置になっている。

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上り線側は両側をホームで挟む形になっているが、下りホーム側には柵が設けられて使用していない。ホームドアの設置はないが、ホームには安全用の柵が設けられている。

岩屋

東側の梅田方にはかつての地上への階段跡が残っている。

岩屋

掘割になっている岩屋駅の全景。神戸三宮方では地下に潜る形になっており、梅田方は上り勾配になっている。

岩屋

神戸三宮方には地下の坑口があり、ここから神戸市内を地下線で走る。

岩屋

ホームから改札階へは上りエスカレータ、エレベータが設置されバリアフリーに対応している。

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改札は1ヵ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口は1ヵ所で西側にのみ出られる。駅前は広場になっており、兵庫県立美術館前の副駅名が付いているように駅前には美術関連のモニュメントが見られる。駅舎の屋根も特徴的な造りになっている。

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駅付近にロータリーはなく、駅前にはバス停やタクシー乗り場はない。駅前を南北に走る道路を北へ行けばJR灘駅があり、南へ行けば国道2号線に突き当たる。

神戸臨港線跡

駅の北側にはJR神戸臨港線跡の遊歩道がある。

岩屋駅の2016年度1日あたりの乗車人員は5,667人で、うち定期利用者は2,552人となっている。定期比率は45.0%で、50%を割っている。10年前の2006年度と比較すると全体で6.7%増、定期利用者は23.0%増、定期外利用者は3.8%減と意外にも定期利用者が伸びており、定期外利用者は減少傾向である。

  

鉄道コム

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