【特急も停車する温泉と海水浴場がある町】
JR山陰本線竹野駅は兵庫県豊岡市にある。特急はまかぜ停車駅で、城崎温泉の一つ下関側の非電化区間にある。旧竹野町の中心駅で、竹野海岸、竹野温泉などがあり、夏は海水浴、冬は温泉とカニがあり、観光資源は多い。列車は毎時1〜2本の運転で、特急はまかぜ3往復が停車する。はまかぜ以外は快速と普通のみの運転で、快速も過疎駅を通過するだけの簡易的な列車である。竹野駅は1911年10月25日に国鉄播但線の城崎〜香住間延伸とともに開業した。1912年3月1日に線路名称改定により、山陰本線の駅となった。
駅構内はホーム2面3線で、古き良き時代を感じさせる配線となっている。ホーム有効長はかなり長く取られているが、列車は最大ではまかぜの6両編成までとなっている。
上下ホーム間には跨線橋がある。この跨線橋は1968年に浜坂駅から移設されたものだ。
改札は1ヶ所で上りホーム側にある。委託駅で有人改札になっている。
自動改札機や自動券売機はなく、係員から切符を購入する。
駅待合室には松葉ガニのモニュメントがあり出迎えてくれる。
北前船の里ということで船のモニュメントも飾られている。
駅には観光案内所も併設されている。
観光地の駅ということでコインロッカーも設置されている。
出口も1ヶ所で駅北側に出られる。駅舎は開業当初からの木造駅舎となっている。駅には売店はないため食料の調達は難しいが、自動販売機で飲料を入手できる。
駅前は広く、バスやタクシーが乗り入れている。温泉地のため、温泉への送迎バスが発着している。また、全但バス、豊岡市営バスの路線バスも乗り入れている。
竹野 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 263 | 127 | 136 | 48.3% |
2006年度 | 319 | 174 | 145 | 54.5% |
対06年度比 | 82.4% | 73.0% | 93.8% |
竹野駅の2016年度1日あたりの乗車人員は263人で、うち定期利用者は127人となっている。定期比率は48.3%で、定期利用者が50%を割っている。10年前の2006年度と比較すると全体で17.6%減、定期利用者は27.0%減、定期外利用者は6.2%減となっている。