【関西各駅探訪第714回】JRゆめ咲線桜島駅

桜島

【ここから先へは電車は参りません。渡り船をご利用ください。】

JRゆめ咲線桜島駅は大阪市此花区にある。ゆめ咲線の終点で、かつては周辺の工場などへの通勤輸送がメインだったが、現在はベイエリア開発やUSJ開園などにより、ゆめ咲線の利用者も客層が変わってきている。近くにUSJがあるが、入門ゲートはユニバーサルシティ駅側にあるため、当駅を利用してUSJに入ることはできない。対岸には天保山の観覧車などが見えるが、天保山へは高速道路しか繋がっていないため、陸路での移動はできない。天保山へは渡船を利用することになる。北側には北港があり、北港から舞洲にわたる橋があり、桜島駅からもバス路線が運行されている。舞洲からは大阪万博が開催される夢洲に夢舞大橋が架かっておりおり、万博開催時にはアクセス路線の一つとなる予定である。

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電車は昼間時毎時4本15分毎の運転で、西九条~桜島間の線内運転が基本となっており、朝夕の時間帯や土休日午前中には大阪環状線直通が多く運転されている。平日朝ラッシュ時は7時台に7本、8時台に6本が運転されている。平日夕方ラッシュ時には18時台に8本、19時台に8本が運転されている。桜島駅は1905年4月1日に西成鉄道の天保山駅として開業した。1906年12月1日に国有化された。1910年4月15日に天保山駅が廃止され、西側に桜島駅が開業した。1961年4月25日に大阪環状線形成のため、西成線から桜島線に変更された。1966年3月1日に旧天保山駅付近に移転した。1986年11月1日に貨物取扱が終了した。JR発足後の1992年11月1日にみどりの窓口が設置された。1999年4月1日にユニバーサルスタジオジャパン建設のため、安治川口~当駅間の経路が南側に変更されて新線に切り替えられた。

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駅構内はホーム1面2線で、ホーム有効長は20m級車両8両分となっている。

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ホームから改札へは陸橋で結ばれており、改札は地上にある。エレベータ、エスカレータが設置され、バリアフリーに対応している。

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改札は有人で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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みどりの券売機が設置されており、みどりの窓口はみどりの券売機設置に伴い廃止された。

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出口は1ヶ所で駅西側にのみ出られる。

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駅前にバス停があり、大阪シティバス、北港観光バスが発着している。

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駅西側には阪神高速湾岸線が走っており、南港方面に抜けている。西側には天保山への渡船乗り場がある。

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西九条方ではユニバーサルスタジオジャパンの脇を走るため、目隠しのためトンネルが設置されている。

桜島 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 11,272 7,763 3,509 68.9%
2006年度 7,156 5,162 1,994 72.1%
対06年度比 157.5% 150.4% 176.0%  

桜島駅の2016年度1日あたりの乗車人員は11,272人で、うち定期利用者は7,763人となっている。定期比率は68.9%で、7割近くが定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で57.5%増、定期利用者は50.4%増、定期外利用者は76.0%増となっており、いずれも大幅に利用者が増えている。

  

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