【関西各駅探訪第1011回】JR奈良線桃山駅

桃山

桃山

【東海道本線の遺構も残る伏見桃山陵に一番近い駅】

JR奈良線桃山駅は京都市伏見区にある。普通のみが停車する駅で、かつては東海道本線のルート上にあった。旧カーブを曲がりきったところに駅があるため、通過する快速も減速しながら通過していき、普通電車との行き違い待ちのため運転停車することも多い。現在は複線化工事のため駅構内が改良工事が行われており、2面2線の配線となる予定である。電車はデータイムに普通が毎時4本運転されている。平日朝ラッシュ時上り京都方面行きは7時台、8時台ともに普通4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台、19時台も普通が4本運転されている。

桃山

桃山

桃山駅は1895年11月3日に奈良鉄道伏見から当駅までが開通し、同時に開業した。1905年2月7日に会社合併により関西鉄道の駅となった。1907年10月1日に国有化された。1909年10月12日に線名が制定されて奈良線の駅となった。1921年3月20日に稲荷から当駅までの新ルートが完成し、伏見~当駅間は貨物支線となった。1928年9月3日に貨物支線が廃止された。1935年11月に駅舎が改築された。1984年2月に貨物の取り扱いを廃止。JR発足後2003年11月1日からICカードの利用が可能になった。2017年4月23日からバリアフリー化により2面3線から2面2線になった。2019年4月14日にバリアフリー化が完成し、1・2番線を使用し、3番線は使用停止となった。

桃山

桃山

駅構内はホーム2面3線で、現在は2面2線分が使用されている。ホーム有効長は20m級車両6両分ある。

桃山

桃山

上下ホーム間には跨線橋があり、エレベータの設置はない。

桃山

桃山

ホームには自動信号化1万㎞達成記念標識がある。

桃山

桃山

改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機が設置され、自動精算機も設置されている。

桃山

桃山

自動券売機が設置されているが、みどりの窓口、みどりの券売機の設置はない。

桃山

桃山

出口は1ヶ所で、駅西側にのみ出られる。

桃山

桃山

駅前には駐輪場があり、車の乗り入れもできるが、バス路線の乗り入れはない。駅から西へ500mほどの距離に近鉄京都線桃山御陵前駅があり、さらにその西側に京阪本線の伏見桃山駅がある。伏見桃山御陵、伏見桃山城へは3駅の中で当駅が一番近い。

桃山 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 2,123 1,340 784 63.1%
2007年度 1,730 1,003 727 58.0%
対07年度比 122.8% 133.6% 107.8%  

桃山駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,123人で、うち定期利用者は1,340人となっている。定期比率は63.1%で、定期利用者が6割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で22.8%増、定期利用者は33.6%増、定期外利用者は7.8%増となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました