阪神本線ダイヤ改正を考える~データイムダイヤ編~

8217F急行尼崎

8217F急行尼崎

阪神本線データイムダイヤ
【大阪梅田〜尼崎間】
直特4、特急2、急行6、普通6

山陽電鉄本線姫路発着の直通特急が毎時4本、須磨浦公園発着の特急が毎時2本、急行と普通がそれぞれ毎時6本運転されている。1時間あたり18本の運転で、昼間の運転本数としては多い方である。関西で毎時18本運転があるのは阪神本線と阪急京都線だけである。
直通特急は2種類が運転され、神戸高速線内各駅に停まるタイプと通過運転するタイプがある。特急は神戸三宮以遠各駅に停車する。阪神本線内では直通特急、特急は同じ停車駅で、10分毎の運転となっている。
急行は尼崎で快速急行と連絡する尼崎発着の列車が毎時3本、西宮発着の列車が毎時3本運転されている。普通は全て高速神戸発着となっている。

下りは野田で急行と普通が緩急接続し、普通は上下とも千船で直通特急、特急に追い抜かれる。尼崎では急行と緩急接続を行う。

【尼崎〜西宮間】
直特4、特急2、快急3、急行3、普通6

尼崎発着の急行と連絡する阪神なんば線直通の快速急行が毎時3本加わる。運転本数は毎時18本で変わらない。快速急行と急行は西宮まで同じ停車駅となる。データイムの快速急行は武庫川、今津にも停車する。
普通は尼崎で、快速急行、急行と緩急接続し、尼崎センタープール前で直通特急、特急に追い抜かれる。西宮では快速急行、急行、直通特急、特急と緩急接続を行う。

【西宮〜神戸三宮間】
直特4、特急2、快急3、普通6

西宮~神戸三宮間では急行が西宮で折り返すため、直特、特急が毎時6本、快速急行が毎時3本、普通が毎時6本の運転となる。普通は御影で直特、特急と緩急接続を行い、快速急行が走るスジでは同列車の待避も行う。

【神戸三宮〜高速神戸間】
直特4、特急2、普通6

神戸三宮止まりの快速急行が抜けて、直特、特急、普通の2本立てでの運転となる。直特のうち2本は神戸三宮から板宿まで各駅に停車する。特急も神戸三宮以遠は各駅に停車する。普通は毎時6本の運転で、昼間時は山陽普通の直通はない。

1207F快速急行神戸三宮

1207F快速急行神戸三宮

【ダイヤ案】
現行ダイヤでは、特に見直す必要はないと思われる。あるとすれば、ATSを更新して、阪急と同タイプのATSになれば、普通のスピードアップができるため、直特、特急、快速急行のスピードアップも可能になる。阪急とはグループ会社になったのだから、同じATSを採用することは可能だろう。地上設備の改良だけでなく、車上設備の改造が必要なため、阪神車だけでなく、山陽車、近鉄車の対応も必要となるため、ATSの改良がなかなか進まないのかもしれない。ATSの改良が実現すれば、1ランクアップしたダイヤが組めるはずである。
減便ダイヤについては、コロナ禍がピークだった2021年GWに大阪梅田~尼崎間の急行が運休したことがあった。減便を行うなら、快速急行と連絡するこの急行を減便することぐらいだろうか。本線の運転だけ見れば、以前のような12分サイクルも視野に入るだろうが、近鉄直通の快速急行の運転を考えると12分サイクルは現実的ではない。近鉄奈良線のダイヤ見直しが行われるのであれば、検討の余地はあるが、現行の20分サイクルが現状ベストと言える。

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